よう実サブタイトル

(あくとはなにかよわさからしょうずるすべてのものだ。)

悪とは何か弱さから生ずるすべてのものだ。

(さいのうをかくすのにもたくえつしたさいのうがいる。)

才能を隠すのにも卓越した才能がいる。

(にんげんはとりひきをするゆいいつのどうぶつである。ほねをこうかんするいぬはいない。)

人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない

(じごく、それはたにんである。)

地獄、それは他人である。

(うそにはにしゅるいある。かこにかんするじじつじょうのうそとみらいにかんするけんりじょうのうそである。)

嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。

(むちなゆうじんほどきけんなものはない。かしこいてきのほうがよっぽどましだ。)

無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。

(なんじらここにはいるもの、いっさいののぞみをすてよ。)

汝等ここに入るもの、一切の望みを捨てよ。

(にんげんはじゆうのけいにしょされている。)

人間は自由の刑に処されている。

(しかし、がいしてひとびとがうんめいとよぶものは、たいはんがじぶんのぐこうにすぎない。)

しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。

(てんさいとは、きょうきよりもいっそうぶんだけうえにすんでいるもののことである。)

天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。

(こんなんのなかでこそ、へいせいなこころをたもたねばならない。)

困難の中でこそ、平静な心を保たねばならない。

(あらゆるつみのみなもとたる、ふたつのたいざいがある。あせりとたいだだ。)

あらゆる罪の源たる、ふたつの大罪がある。焦りと怠惰だ。

(さいこうのたましいは、このうえないあくとくときょくげんのびとくをはっきできる。)

最高の魂は、この上ない悪徳と極限の美徳を発揮できる。

(じんざいはつくりだすひつようがある。)

人材は作り出す必要がある。

(すべてのじっぱいはせいこうへのかていにすぎない。)

すべての失敗は成功への過程に過ぎない。

(ぎゃっきょうはしんじつへといたるさいしょのみちすじである。)

逆境は真実へと至る最初の道筋である。

(すべてをうたがうこともすべてをしんじることもともにあんいで、しこうをほうきするにひとしい。)

すべてを疑うこともすべてを信じることも共に安易で、思考を放棄するに等しい

(むねのそこで、きずはしずかにいきている。)

胸の底で、傷は静かに生きている。

(あやまちをおかしながら、それをあらためないことをこそ、しんのあやまちという。)

過ちを犯しながら、それを改めないことをこそ、真の過ちという。

(ひとびとはつねにそのはめつをねがっている。いつわりのぜんにあざむかれるがゆえに。)

人々は常にその破滅を願っている。偽りの善に欺かれるがゆえに。