Rainy, I love you

(ずぶぬれのすにーかーもきにせずかけていくきみを)

ずぶぬれのスニーカーも気にせず駆けていく君を

(ふとおもいだしてたまどごしのあめもよう)

ふと思い出してた 窓越しの雨模様

(そういつもいたずらにすごしたひびと)

そういつも いたずらに過ごした日々と

(きめつけたのはたぶんまちがいだな)

決めつけたのは たぶん間違いだな

(どんなときもふたしかにあいしてた)

どんな時も不確かに愛してた

(さいごもかがやいていたきみのせをおいかけた)

最後も輝いていた 君の背を追いかけた

(おいかけた)

追いかけた

(もうにどともどれないとわかってても)

もう二度と戻れないと わかってても

(ふれるのさにがくあまいいたみに)

触れるのさ 苦く甘い痛みに

(あまつぶがささやくあそびのおわり)

雨粒がささやく遊びの終わり

(つめたいひびきをにらみつけた)

冷たい響きをにらみつけた

(そういつもむずかしいことばでぼくを)

そういつも 難しい言葉で僕を

(こまらせてはわらっていたこと)

困らせては笑っていたこと

(てばなせないままいまもむねのなかちらつくんだ)

手放せないまま今も 胸の中ちらつくんだ

(こぼれそうなほどありふれたことも)

こぼれそうなほど ありふれたことも

(としをかさねておとなになれば)

年を重ねて大人になれば

(せわしなくうわがきされていくよ)

せわしなく上書きされていくよ

(とおくなってくよ)

遠くなってくよ

(ささいなぼくをわすれないように)

ささいな僕を忘れないように

(ささいなきみをわすれないように)

ささいな君を忘れないように

(ふがいないついおくをすこしだけはゆるして)

ふがいない追憶を少しだけは許して

(さいごもかがやいていたきみのせをおいかけた)

最後も輝いていた 君の背を追いかけた

(おいかけた)

追いかけた

(なんどでも)

何度でも

(なんどでもわかっていてもふれるだろう)

何度でもわかっていても 触れるだろう

(さいごもかがやいていたきみのせをおいかけた)

最後も輝いていた 君の背を追いかけた

(おいかけた)

追いかけた

(もうにどともどれないとわかってても)

もう二度と戻れないと わかってても

(よみがえるいつかのよこがお)

よみがえる いつかの横顔

(さよならあめのまち)

さよなら雨の街

(たいようがはれまからぼくのかおのぞいた)

太陽が晴れ間から僕の顔のぞいた

(もうにどともどらないよ)

「もう二度と戻らないよ」

(とはいえない)

とは言えない

(このぼくをきみはどうおもうかな)

この僕を君はどう思うかな