黙ってロックをやれって言ってんの！-初音ミク

(つかいまわされてあじのしなくなったかしに)

使い回されて味のしなくなった歌詞に

(こすりたおされてなけもしなくなっためろでぃ)

擦り倒されて泣けもしなくなったメロディ

(どこかできいたことがあるようでないようなきょくと)

どこかで聴いたことがあるようでないような曲と

(おんがくなのかどうかよくわからんようなきょくが)

音楽なのかどうかよくわからんような曲が

(まちでははやってるらしい)

街では流行ってるらしい

(いつからかきかなくなった)

いつからか聴かなくなった

(ぎたーとべーすとどらむと)

ギターとベースとドラムと

(うただけのろっくちぇーんが)

歌だけのロックチェーンが

(こいしくてたまらないんだ)

恋しくてたまらないんだ

(だから)

だから…

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(くだらないざれごとはもう)

くだらない戯言はもう

(みみにたこができるほどにきいた)

耳にタコが出来るほどに聞いた

(だから)

だから

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(がめんごしのおまえのこまくをふるわすまでならすぜ)

画面越しのお前の鼓膜を震わすまで鳴らすぜ

(あのころすきだったぼうろっくばんどはいまじゃ)

あの頃好きだった某ロックバンドは今じゃ

(あにめかしーえむのしゅだいかかなんかしらんが)

アニメかCMの主題歌かなんか知らんが

(おーけすとらとぴあのめいんになって)

オーケストラとピアノメインになって

(もはやろっくばんどとはいえないような)

もはやロックバンドとは言えないような

(そうだいなかんじの)

壮大な感じの

(きょくばっかでなんか)

曲ばっかでなんか…

(ちょっとさびしくなっちまうよな)

ちょっと寂しくなっちまうよな

(いつからかひかなくなった)

いつからか弾かなくなった

(どこかのだれかのてれきゃすが)

何処かの誰かのテレキャスが

(だしてよとさけぶこえが)

「出してよ！」と叫ぶ声が

(おしいれのなかからきこえた)

押入れの中から聞こえた！

(たぶん)

多分…

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(こじゃれたこーどしんこうも)

小洒落たコード進行も

(えもいかしなんかもひつようない)

エモい歌詞なんかも必要ない

(だから)

だから

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(がめんごしのおまえのこまくをこのそろでふるわすぜ)

画面越しのお前の鼓膜をこのソロで震わすぜ

(ぎたー)

お前らの鼓膜を震わすギターソロ

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(だまってろっくをやれっていってんの)

黙ってロックをやれって言ってんの！

(だまってろっくをやれっていったって)

「『黙ってロックをやれ！』って言ったって

(だれもみむきもしないよって)

誰も見向きもしないよ笑」って

(んなのわかってんだよ)

んなの分かってんだよ！

(だから)

だから…

(だまってろっくをやれってうたってんの)

黙ってロックをやれって歌ってんの！

(ばかでかいこえでほらもっと)

バカデカイ声でほらもっと

(おとはあってなくてもきにすんな)

音は合ってなくても気にすんな

(だから)

だから

(だまってろっくをやれってうたってんの)

黙ってロックをやれって歌ってんの！

(がめんごしのおまえのこまくをふるわすまでならすぜ)

画面越しのお前の鼓膜を震わすまで鳴らすぜ！

(がめんごしのおまえがいつのひか)

画面越しのお前がいつの日か

(ろっくすたーになるまで)

ロック・スターになるまで！

(そのときまでどうか)

その時までどうか

(このうたをおぼえておいてくれよ)

この歌を覚えておいてくれよ

(こんなありふれたようなことしか)

こんなありふれたようなことしか

(うたえやしないけどさ)

歌えやしないけどさ

(しないけどさ)

しないけどさ

(だけど)

だけど

(いつかのみらいもしも)

いつかの未来もしも

(このうたをわすれてしまったって)

この歌を忘れてしまったって

(ぼくらならきっとどこかでであえる)

僕らならきっとどこかで出会える

(そんなきがすんだ)

そんな気がすんだ

(こんきょはないけどさ)

根拠はないけどさ