鳥籠の姫君

(つめたくささやくようにひめたおもいへやにひびく)

冷たく囁くように　秘めた思い　部屋に響く

(おびえたつばさかかえきずあとかくした)

怯えた翼抱え　傷痕隠した

(ないてもいいのつれだしても)

鳴いてもいいの　連れ出しても

(おそれないよこのこえがかれるひまで)

恐れないよ　この声が枯れる日まで

(またうたうよ)

また歌うよ

(ふかいやみへそっとひかりともすあいのうた)

深い闇へ　そっと光灯す愛の歌

(かなでようほらまよわずはばたけるよう)

奏でよう　ほら　迷わず羽ばたけるよう

(ちいさくほほえむようにひめたねがいそらにいのる)

小さく微笑むように　秘めた願い　空に祈る

(とおくのあなたにまでとどきますように)

遠くのあなたにまで届きますように

(とんでもいいのついてきても)

飛んでもいいの　付いて来ても

(ひとりじゃないこのこえがなくなるまで)

一人じゃない　この声がなくなるまで

(またうたうよ)

また歌うよ

(かぜにのせてとおくあすをつむぐとわのうた)

風に乗せて遠く　明日を繋ぐ永久の歌

(つたえようねえもういちどであえるかな)

伝えよう　ねえ　もう一度出会えるかな

(あなたのもとへとひかりともすあいのうた)

貴方の元へと光灯す愛の歌

(かなでようほらまよわずはばたけるよう)

奏でよう　ほら　迷わず羽ばたけるよう