チルドレンレコード

(しろいいやほんをみみにあて)

白いイヤホンを耳にあて

(すこしにやっとしてあいずする)

少しニヤッとして合図する

(しみこんだこのおんどが)

染み込んだこの温度が

(どあをのっくしたしゅんかんに)

ドアをノックした瞬間に

(あふれそうになるよ)

溢れそうになるよ

(まだみえない？)

まだ見えない？

(めをこらしてのぞむそうだつせん)

目を凝らして臨む争奪戦

(あのひちゅうちょしたのうりから)

あの日躊躇した脳裏から

(いまだとりもどせとこーどがなりだしそう)

今だ取り戻せとコードが鳴り出しそう

(いとしくてつらくてせかいをきらったひとの)

愛しくて辛て世界を嫌った人の

(ひどくりふじんなこうせい)

酷く理不尽な構成

(こうていしていちゃみらいはうみだせない)

肯定していちゃ未来は生み出せない

(しょうねんしょうじょまえをむく)

少年少女前を向く

(くれるえんてんさえきぼうろんだって)

暮れる炎天さえ希望論だって

(つれもどせつれもどせ)

ツレモドセツレモドセ

(みかづきがあかくもえあがる)

三日月が赤く燃え上がる

(さぁさぁこーどを０できざめ)

さぁさぁコードを０で刻め

(そうぞうりょくのそとがわのせかいへ)

想像力の外側の世界へ

(おーばーなくうそうせんせんへ)

オーバーな空想戦線へ

(おさきにどうぞってしたをだす)

お先にどうぞって舌を出す

(よゆうぶったむじゃきなめ)

余裕ぶった無邪気な目

(ほらでばんだぱすわーどで)

ほら出番だパスワードで

(めをさましたじゃじゃうまはとまらない)

目を覚ましたじゃじゃ馬は止まらない

(もうよるがふかくなるおこさまならもえるえんちょうせん)

もう夜が深くなるおこさまなら燃える延長戦

(ぎゃっきょうぐあいがくーるだろ？)

逆境ぐあいがクールだろ？

(ねれないねまだまだほらほらはやく！はやく！)

寝れないねまだまだほらほら早く！早く！

(いんてんぽでしせんをあわせて)

イン・テンポで視線を合わせて

(はいたっちでびーとがなりだせば)

ハイタッチでビートが鳴り出せば

(かんがえてちゃおそいでしょう？)

考えてちゃ遅いでしょう？

(ほらのっかてこうぜ)

ほらノッかてこうぜ

(わんこーどでしせんをあわせて)

ワンコードで視線を合わせて

(ぶっとんだぐるーヴがうずまけば)

ぶっ飛んだグルーヴが渦巻けば

(じょうだんじゃないみえるはず)

冗談じゃない見えるはず

(そのはいえんどのふうけいのすきまに)

そのハイエンドの風景の隙間に

(さぁどうだいこのあつさも)

さぁどうだいこの暑さも

(すれちがいそうだったかちかんも)

すれ違いそうだった価値観も

(わるくないかなめをひらき)

悪くないかな目を開き

(てをとりあったら)

手を取り合ったら

(あんがいちーぷなことばも)

案外チープな言葉も

(あいことばだっていいあえる)

合い言葉だって言い合える

(すこしだけまえをむける)

少しだけ前を向ける

(しょうねんしょうじょまえをむく)

少年少女前を向く

(ゆれるえんてんすらきぼうろんだって)

揺れる炎天すら希望論だって

(おもいだしくちにだす)

思い出し口に出す

(ふかしぎなであいとわかれを)

不可思議な出会いと別れを

(ねえねえとっぴなせかいのこと)

ねえねえ突飛な世界のこと

(さんざんだってわらいとばせたんだ)

散々だって笑い飛ばせたんだ

(あいずがおわる)

合図が終わる

(しょうねんしょうじょまえをむけ)

少年少女前を向け

(くらむえんてんすらきぼうろんだって)

眩む炎天すら希望論だって

(つかみとれつかみとれと)

ツカミトレツカミトレと

(たいようがあかくもえあがる)

太陽が赤く燃え上がる

(さぁさぁこーるださいごにしよう)

さぁさぁコールだ最後にしよう

(さいぜんさくはそのめをみひらいた)

最善策はその目を見開いた

(おーばーなもうそうせんせん)

オーバーな妄想戦線

(かんじょうせいのめびうすのさきへ)

感情性のメビウスの先へ