ヴィーナス／ナナホシ管弦楽団 feat.巡音ルカ

(あわにのってうみをこえ)

泡に乗って海を越え

(きせつをまたつれてくる)

季節をまた連れてくる

(かいがらにみみすます)

貝殻に耳澄ます

(しじまにもこえをさがす)

静寂にも声を探す

(おしえておくれ)

教えておくれ

(このかぜはどこからふいているの)

この風はどこから吹いているの

(そこにいるの)

そこにいるの

(じかんよどうかまって)

時間よ　どうか待って

(ぼくだけがいのっている)

僕だけが祈っている

(うまれるまえにであっていたよう)

産まれる前に　出会っていたよう

(よせてはかえすあしあともけして)

寄せては返す　足跡も消して

(ちかづくほどにとおざかるあなた)

近づくほどに　遠ざかるあなた

(ヴぃーなすかぜにしたためたうた)

ヴィーナス　風にしたためた詩

(つまれるはなになりたい)

摘まれる花になりたい

(ものいわぬかいでありたい)

物言わぬ貝でありたい

(まっているわかっている)

待っている　わかっている

(たやさぬひとになりたい)

絶やさぬ人になりたい

(そこしれぬあいをしりたい)

底知れぬ愛を知りたい

(まっているすがっている)

待っている　縋っている

(あめなくはなはさかない)

雨なく花は咲かない

(なかずにうれいはかれない)

泣かずに憂いは枯れない

(さっていくたどっていく)

去っていく　辿っていく

(あなたがだれかしらないのに)

あなたが誰か知らないのに

(さがさずにいられない)

探さずにいられない

(さっていくひろっていくかけら)

去っていく　拾っていく欠片

(ゆめにあけくれ)

夢に明け暮れ

(ねいきもはかりにかけたまま)

寝息も秤にかけたまま

(おいてゆくの)

おいてゆくの

(わすれるようねがって)

忘れるよう願って

(しあわせをいのっている)

幸せを祈っている

(ねむれるようににぎってはめざめ)

眠れるように　握っては目覚め

(おとなになればざわめきもきえて)

大人になれば　ざわめきも消えて

(いきづくほどにとおのいてゆくもの)

息づくほどに　遠のいてゆくもの

(ヴぃーなすいつかおもいだす)

ヴィーナス　いつか思い出す

(うまれるまえにであっていたよう)

産まれる前に　出会っていたよう

(よせてはかえすあしあともけして)

寄せては返す　足跡も消して

(ちかづくほどにとおざかるあなた)

近づくほどに　遠ざかるあなた

(ヴぃーなすかぜにしたためたうた)

ヴィーナス　風にしたためた詩

(せがのびたころ)

背が伸びた頃

(ねえきっとあいましょう)

ねえ　きっと会いましょう

(すなにうめたなみだもかえして)

砂に埋めた　涙も還して

(うまれかわれどもういちどあなたの)

生まれ変われど　もう一度あなたの

(ヴぃーなすほほえみといきていたい)

ヴィーナス　微笑みと生きていたい

(ヴぃーなすめぐるあたたかなおと)

ヴィーナス　巡る　あたたかな音