明日からはおもかげ

(せんぱい)

せんぱい

(さいしょはみぎもひだりもわからなかったわたしを、)

最初は右も左もわからなかった私を、

(ときにやさしく、ときにきびしくみちびいてくれました。)

時にやさしく、時に厳しく導いてくれました。

(てすとのてんがわるくて、しかられちゃったこともあったのですが・・・)

テストの点が悪くて、叱られちゃったこともあったのですが…

(まんてんのてすとのほうこく、まっていてください。)

満点のテストの報告、待っていてください。

(せんぱい)

せんぱい

(いつのまにか、わたしのなかであなたは、)

いつの間にか、私のなかであなたは、

(とおいあこがれから、すてきなせんぱいになっていました。)

遠い憧れから、素敵な先輩になっていました。

(おもいあがりでしたら、たいへんもうしわけなくぞんじます。)

思い上がりでしたら、大変申し訳なく存じます。

(わたしも、あなたのようにすてきなひとになりたいです。)

私も、あなたのように素敵なひとになりたいです。

(たとえこのよのとけいがこわれても)

たとえ この世の時計がこわれても

(そのこどうならとまらない)

その鼓動なら止まらない

(かぜにまたがりあおぞらをながれて)

風にまたがり青空を流れて

(あしたからはもうおもかげ)

明日からはもう おもかげ

(せんぱい)

せんぱい

(わたしより、ほんのちょっとだけかわいいあなたがいなくなってしまったら、)

私より、ほんのちょっとだけかわいいあなたがいなくなってしまったら、

(わたしはだれときそえばいいんでしょうか。)

私は誰と競えばいいんでしょうか。

(いつかあなたよりもっとあいされるひとになります。)

いつかあなたよりもっと愛されるひとになります。

(みていてくださいね。)

見ていてくださいね。

(せんぱい)

せんぱい

(であったころは、しょうじき、あなたにきんちょうしていました。)

出会ったころは、正直、あなたに緊張していました。

(でも、ゆうきがでないときは、さりげなくせなかをおしてくれました。)

でも、勇気が出ないときは、さりげなく背中を押してくれました。

(いままでも、このさきも、わたしにとってあなたはおまもりのようなそんざいです。)

いままでも、この先も、私にとってあなたはお守りのような存在です。

(たとえかけあしでおとなになっても)

たとえ 駆け足で大人になっても

(そのせはきっとおいこせない)

その背はきっと追い越せない

(かぜにまたがりあおぞらをながれて)

風にまたがり青空を流れて

(あしたからはもうおもかげ)

明日からはもう おもかげ

(せんぱい)

せんぱい

(おもえば、うれしいことだけじゃありませんでした。)

おもえば、嬉しいことだけじゃありませんでした。

(そんなときでも、わたしたちを、えがおでみちびいてくれました。)

そんなときでも、私たちを、笑顔で導いてくれました。

(わたしたちは、ももちせんせいのおしえごだい１きせいです。)

私たちは、ももち先生の教え子 第1期生です。

(おしえてもらったことも、おこられたことも、ほめられたことも、)

教えてもらったことも、怒られたことも、褒められたことも、

(ずっとずっとわすれません。)

ずっとずっと忘れません。

(たとえわたしがなみだにあまえても)

たとえ わたしが涙に甘えても

(しらんぷりをしてください)

しらんぷりをしてください

(なだれはじめたじだいにのって)

なだれ始めた時代にのって

(きぼうだけをみすえて)

希望だけを見据えて

(たとえこのよがかなしみにかれても)

たとえ この世がかなしみに枯れても

(あなたはどこかでわらっていて)

あなたはどこかで咲(わら)っていて

(まことのあいをおしえてくれたひと)

まことの愛を教えてくれたひと

(あしたからはもうおもかげ)

明日からはもう おもかげ

(なだれはじめたじだいにのって)

なだれ始めた時代にのって

(あしたからはもうおもかげ)

明日からはもう おもかげ