駆け出しの青/りうらくん

(ぼくがえらんだみちたどれば)

僕が選んだ未知辿れば

(かけだしたあしあととあおのにおいがした)

駆けだした足跡と青の匂いがした

(こうしゃのなか)

校舎の中

(ふくらんだゆめにせなかおされあるくろうか)

膨らんだ夢に背中押され歩く廊下

(もたもたしてられないはしりだしたんだ)

もたもたしてられない走り出したんだ

(いきさきのかぎどころかかぎあなもないけど)

行き先の鍵どころか鍵穴もないけど

(それでいいんだからまわるくらいでいい)

それでいいんだ　から回るくらいで良い

(てをのばして)

手を伸ばして

(あのひみつけた)

あの日見つけた

(ちっぽけでだけどずっとひかってたもの)

ちっぽけでだけどずっと光ってたもの

(あこがれたなら)

憧れたなら

(こわさすててとびこめ)

怖さ捨てて飛び込め

(ひきならして)

弾き鳴らして

(こえからして)

声枯らして

(よわさをおとにのせて)

弱さを“音”に乗せて

(かんぺきじゃなくたってひっしでいよう)

完璧じゃなくたって必死で居よう

(これがさいしょ)

これが最初

(だけどさいご)

だけど最後

(１どきりなら)

１度きりなら

(こうかいをりそうがおいこせるまで)

後悔を理想が追い越せるまで

(あがこう)

足掻こう

(じんせいのしゅじんこうがぼくじゃなくてたにんになったのは)

人生の主人公が僕じゃなくて他人になったのは

(いつからだったろうかわすれちゃったな)

いつからだったろうか忘れちゃったな

(せいしゅんがてーまのきょくがささらなくなってさ)

青春がテーマの曲が刺さらなくなってさ

(めをふさいだいいわけがいたにつき)

目を塞いだ言い訳が板につき

(おとなになった)

「大人になった」

(わかっているさ)

分かっているさ

(ほんとうはずっと)

本当はずっと

(いろあせないあおがあること)

色褪せない青があること

(こどものままで)

子供のままで

(むがにゆめのなかへいこう)

無我に夢の中へ行こう

(かきならして)

搔き鳴らして

(こえからして)

声枯らして

(もろさもおとにかえて)

脆さも“音”に変えて

(かんぺきじゃなくたってひっしでいよう)

完璧じゃなくたって必死で居よう

(これがさいしょだけどさいご)

これが最初　だけど最後

(いちどきりなら)

一度きりなら

(かけだそうか)

駆けだそうか

(あおにはるがめぶくような)

青に春が芽吹くような

(たびじだ)

旅路だ

(せわしいのはちゃいむ？)

忙しいのはチャイム？

(せいてるみたいだ)

急いてるみたいだ

(こどうかもな)

鼓動かもな

(３ねんまえはじめた)

３年前始めた

(ぼくだけのしゅくだいの)

僕だけの宿題の

(こたえあわせはここでしよう)

答え合わせは舞台でしよう

(このひっせきが)

この筆跡が

(このきせきが)

この軌跡が

(ぼくだけのｂｌｕｅｎｏｔｅ)

僕だけの「Blue Note」

(きずあともぜんぶかきつづろう)

傷跡も全部書き綴ろう

(ひきならして)

惹き鳴らして

(こえからして)

声枯らして

(すべてをうたにのせよう)

全てを“歌”に乗せよう

(いまもあおがつづいてるあかしだ)

今も青が続いてる証だ

(これがさいしょだけどさいご)

これが最初　だけど最後

(１どきりだから)

１度きりだから

(りそうをおいこして)

理想を追い越して

(ぼくもしらないばしょ)

僕も知らない場所

(めざすよ)

目指すよ