Rainy day

(そとはどしゃぶりね、はやくはいりなさい。)

「外は土砂降りね、早く入りなさい。」

(けっかいをやすやすとといた)

結界を易々と解いた

(うちがわにふみこんだ)

内側に踏み込んだ

(おぼれるようにあいした)

溺れるように＊した

(おぼろげにりかいした)

おぼろげに理解した

(あたえられたらかえした)

与えられたら返した

(ふかみにまでたっした)

深みにまで達した

(あまやどりによっただけだ)

「雨宿りに寄っただけだ」

(なんていいわけをした)

なんて言い訳をした

(・・・おちゃをいれるわ。)

「…お茶を淹れるわ。」

(そうかたったあなた)

そう語った貴女

(なにをさとったのか)

何を悟ったのか

(こわくてもたたかわなきゃ)

怖くても戦わなきゃ

(あたたかなかなたから)

暖かな彼方から

(よぶこえがする)

呼ぶ声がする

(きこえないふりする)

聴こえないフリする

(ふたつのこどう)

二つの鼓動

(きざむいびつなるりずむ)

刻む　歪なるリズム

(ほらいばしょのないふたり)

ほら　居場所のないふたり

(さんはい)

さんはい

(てをとっておぼれよう)

手を取って溺れよう

(ろんど)

輪舞曲

(ふむすてっぷはおぼつかない)

踏むステップはおぼつかない

(わかってる)

理解ってる

(やまないままのあめなどあるはずがないよ)

止まないままの雨などあるはずがないよ

(ららばい)

ララバイ

(さめないゆめへといざなって)

覚めない夢へと誘って

(かわらない)

変わらない

(おもいのあい)

想いの愛

(きえるとはおもわない)

消えるとは思わない

(つくりもののわたしのこころ)

作り物の私の心

(つくろったこのたましいのふぉとん)

繕ったこの魂のフォトン

(やまない)

止まない

(さまーれいん)

サマーレイン

(つみをけすように)

罪を消す様に

(きづかない)

気付かない

(みつからない)

見つからない

(ほんとうのきもちに)

本当の気持ちに

(あめがあがるそのそらには)

雨が上がるその空には

(なないろのにじかかる)

七色の虹架かる

(ｕｎｓｔｏｐｐａｂｌｅｒａｉｎ，ｈａｚｙｔｈｅｐａｉｎ)

Unstoppable rain, Hazy the pain

(なつのあめにぬれていた)

夏の雨に濡れていた

(このこいのたびじはまだつづくの？)

この恋の旅路はまだ続くの？

(ながしたなみだはあめにかわりきえてゆく)

流した涙は雨に変わり消えてゆく

(いつかこのおもいがとどきますように)

いつかこの想いが届きますように

(あめばっかうたれた)

雨ばっか打たれた

(そのわずかなはれま)

そのわずかな晴れ間

(なないろのげんそう)

七色の幻想ーー

(わたしのまほうじゃない)

私の魔法じゃない

(がらすのひとみに)

ガラスの瞳に

(うつりこんだそれをみてなお)

映り込んだ虹を見てなお

(やんでほしくないんだ)

止んで欲しくないんだ

(どしゃぶりでいいんだ)

土砂降りでいいんだ

(ぶれいじんぐすたーで)

ブレイジングスターで

(ごまかすあふれるなみだ)

誤魔化す溢れる涙

(さながらくれいじーすかーれっと)

さながらクレイジースカーレット

(うしなうげんじつかん)

失う現実感

(ありがとうだなんて)

「ありがとう」だなんて

(いいこぶっていわないでくれ)

いい子ぶって言わないでくれ

(にんぎょうだったのは)

人形だったのは

(わたしのほうみたいじゃないか)

私の方みたいじゃないか

(かなわぬこのこいのゆくえがふあんで)

叶わぬこの恋の行方が不安で

(ぐあんでふあんていないまがふまんで)

愚案で不安定な今が不満で

(ぶなんなぷらんたていさめるｏｎｅｄａｙ)

無難なプラン立て諌めるOne day

(なさけなくて)

ー情けなくてー

(ものくろーむものがたるかんけつ)

モノクローム物語る完結

(もうくろうくのうもおわるのかななんて)

もう苦労苦悩も終わるのかな何て

(むほうもの、むこうをただながめる)

無法者、向こうをただ眺める

(くらやみのなか)

暗闇の中

(どんてんにひらくひかるひかりはにらむ)

曇天に開く光る光は睨む

(しかくをなくしうつすじゅつすらもなく)

視覚を失くし写す術すらもなく

(なくしかくもしかたなく)

泣く資格も仕方なく

(くずれおちて)

ー崩れ落ちてー

(あめにうたれつかれようやくついたつうかてん)

雨に打たれ疲れ漸く着いた通過点

(だしたこたえをみちびいたばしょに)

出した答えを導いた場所に

(あなたがそこにたっていた)

あなたがそこに立っていた

(ｆｒａｇｉｌｅｄａｙｓ，ｅｎｄｌｅｓｓｄａｚｅ)

Fragile days, Endless daze

(かがみのおくでわらっている)

鏡の奥で嗤っている

(きみのめにわたしはどううつるの？)

君の目に私はどう映るの？

(ながれるじかんはふたりをつよくするから)

流れる時間は二人を強くするから

(またあえるみらいをゆめにえがく)

また会える未来を夢に描く

(あめあがり)

雨上がり

(こもれびあふれるひび)

木漏れ日溢れる日々

(しずんだこころのひものぼるから)

沈んだ心の陽も昇るから

(あのひのやくそく)

あの日の約束

(わすれてしまうまえに)

忘れてしまう前に

(おもいとねがいをことばにのせて)

想いと願いを言葉に乗せて