かんせい

(このかんせいひんにかんせいはないそうきたいすらかいのあいろにー)

この完成品に感性は無い？　そう、期待すら戒のアイロニー

(ただかいがいしいごかいのうのないこうかいのいのち)

ただ甲斐甲斐しい誤解=「脳のない」　後悔の命

(そのだいかんせいでだいかいせいしたふはいすらろーどめもりー)

その大歓声でdie→回生した　腐敗すらロードメモリー

(さぁめもりをろーどえくすぽーときょうかいのさきに)

さぁ、メモリをロード　エクスポート！　境界の先に…

(ありふれたたいりょうのげんごがあふれていくようなこのげんせに)

ありふれた大量の言語が溢れていくようなこの現世に

(すくいきれないふるいかけないすくいきれないしふるいかけない)

掬いきれない　篩かけない　救いきれないし「古い、書けない」

(このしょうひこうどうはきょうきのうをいきるとうひこうみちをとおりこす)

この消費行動は今日、昨日を生きる逃避行　道を通り越す

(しこうひんすらしこうひんにするそのためになんどもするじっこう)

試行品すら嗜好品にする　そのために何度もする実行

(あいをどれだけうけとってもかなわないようなゆめがあって)

あいをどれだけ受け取っても叶わないような夢があって

(かいをどれだけみちびいてもかなわないおとでころしあって)

解をどれだけ導いても敵わない音で殺し合って

(どんなひじょうですらどんなふじょうりですらはいといってのみこんで)

どんな非情ですらどんな不条理ですら肺と逝って飲み込んで

(いまこのきせきかみしめ)

今このきせき噛み締め

(ぷろじぇくとさいじっこう)

プロジェクト再実行！

(このかんせいひんのかんせんしだいわずらったじだいのはいごに)

この完成品の感染次第　患った時代の背後に

(まだかんせいならみかんせいじゃないかみらいないしんふぉにー)

まだ閑静なら未完成じゃないか？　未来ないシンフォニー

(みなかんせいにゆれかんせいにくすばらまくじょうざいがえねみー)

皆慣性に揺れ管制に屈す　ばら撒く錠剤がエネミー

(くだまいたりそうはぜんまいのようごうせいおんせいのきー)

管巻いた理想はゼンマイのよう　合成音声の鍵

(しがらみいらないやぜんぶはいだいがいたいな)

しがらみ要らないや　全部灰だ　胃が痛いな

(いがいなさいごにまたあったきぼうにえいきゅうをうたう)

意外な最期に　また会った希望に永久を謳う

(にんげんのこころ)

人間の心

(したがっていらいしたいあがっていないだれもがこわしてないから)

従って以来、死体上がっていない　誰もが壊してないから

(かこのせいさんをいませいさんしようせいさんだとしても)

過去の生産を今清算しよう　凄惨だとしても

(ｐｓｙにどれだけうったえてもきえてなくなったこえがあって)

PSYにどれだけ訴えても消えてなくなった声があって

(さいでどれだけせんひいてもくらべられないことばがあって)

差異でどれだけ線引いても比べられない言葉があって

(えーじわんならせえいじわんまちわびた)

"age1" 鳴らせAG01 「待ち侘びた」

(このせかいにたっていまじっけんたいけんたいをこわし)

この世界に立って　今実験体、検体を壊し

(ぷろじぇくとさいじっこう)

プロジェクト再実行！

(するぱっけーじかとうはんせいきかん)

するパッケージ化　問う反省期間

(たりないならもうしはんせいきか)

「足りないならもう四半世紀か？」

(まだないのうないとたいないのあいのうろーでぃんぐもっとはやく)

まだ無い、脳内と胎内の愛　Now loading… もっと早く…

(ぷろぐらむふぁいぶなんばーしっくすだれしもがすてったなーすこーる)

プログラムV(5) No.6 誰しもが捨てったナースコール

(かれきったことばにあんだーどーず)

枯れ切った言葉にアンダードーズ

(はげしいかぜがまう)

激しい風が舞う

(このかんせいひんのかんせいにあいいきたいとねがったさいごに)

この完成品の"かんせいにあい" 生きたいと願った最後に

(またあいたいなんてかってだだけどそれでもいいんだ)

「また会いたい」なんて勝手だ　だけどそれでもいいんだ！

(だれだってであいはぐうぜんなんだこのさんそはなにのためだ)

誰だって出会いは偶然なんだ　この酸素は何の為だ？

(このおもいをうたうそれだけだもうじゅんびはいいだろう)

"この想いを歌う" それだけだもう　準備はいいだろう？

(おとはこーどをかいておんぞうとかしそのかいぞうどのうえ)

音はコードを書いて　音像と歌詞　その解像度の上

(じょうねつをとかす)

情熱を溶かす

(へいめんはしだいにりったいとなるりんかくをえがいてひんかくをなす)

平面は次第に立体となる　輪郭を描いて品格を成す

(もーしょんのさきにえもーしょんがますすべてのあいをうけそうさくとかす)

モーションの先にエモーションが増す　全ての愛を受け創作と化す

(そのしんぞうきざめ)

その心臓、刻め！

(ぼーかろいどすたー)

VOCALOID STAR

(いまあいにいこう)

"今、あいにいこう"

(きかいがねつぼうそうをおこすようにひとはひとであってもこわれてしまう)

機械が熱暴走を起こすように人は人であっても壊れてしまう

(あとがのこるやけどやしみるあたたかさすべてはいになりちへかえりだす)

跡が残る火傷や沁みる暖かさ　全て灰になり地へ還り出す

(ちやちがちをうむちがうそうではない)

「値や血が知を産む」違う、そうではない

(かんぺきなまにゅあるはもういらない)

完璧なマニュアルはもう要らない

(けっとうしょのないれっとうしゅのさいぼうがえいちにまさるゆいいつのきさく)

血統書の無い劣等種の細胞が叡智に勝る唯一の奇策

(さぁゆこうだいじょうぶだよ)

「さぁ行こう、大丈夫だよ」

(さぁゆこう)

さぁ行こう

(さぁゆこうおわらないように)

「さぁ行こう、終わらないように」

(さぁてをつなぎ)

「さぁ、手を繋ぎ、」

(あいにいこう)

"あいにいこう"