Hex

(あいとよべればまがいものだって)

愛と呼べればまがい物だって

(かまいはしないわ)

構いはしないわ

(いつかどこかにきえたおとぎばなしのうた)

いつか何処かに消えた御伽噺の詩

(それはまじない)

それは呪い

(きたいしたくないものねずみのよるをぬけ)

期待したくないもの 鼠の夜を抜け

(せのびしたのあいぼりー)

背伸びしたのアイボリー

(これはさびしさそうでしょう)

これは寂しさ そうでしょう？

(ないしょのおはなしがよくきこえるように)

内緒のお話が 良く聞こえるように

(いいわけはきまってさあまぐものてじな)

言い訳は決まってさ 雨雲の手品

(りょうてでこわしてことばははぶいて)

両手で壊して 言葉は省いて

(しあわせのつづきなら)

幸せの続きなら

(ゆめのなかしかしらない)

夢の中しか知らない

(どうしてのあながふさがらない)

どうしての穴が塞がらない

(どんなおもいもへんじのないどうか)

どんな想いも返事のない銅貨

(きっとひとりでにとうめいになったまほう)

きっと独りでに 透明になった魔法

(ろじのうらにかくれたあいしている)

路地の裏に隠れた愛している

(はｈｅｘまじないのね)

=Hex 呪いの音

(まぶかなぼうしのなかみは)

目深な帽子の中身は

(きみにのろいをかけていそうですか)

君に呪いをかけていそうですか？

(きたいしたくないでしょう)

期待したくないでしょう？

(ながくあぶってみせた)

長く炙ってみせた

(あのくものさきにはなにもないっていってよ)

あの雲の先には 何もないって言ってよ

(なりゆきまかせでいいの)

成り行き任せでいいの

(うらみあいだのどうでもいいから)

恨み、愛だのどうでもいいから

(これはなんどめなんでかはんすうした)

これは何度目？何でか反芻した

(すなじたてのりんご)

砂仕立ての林檎

(のみこめずにまたはきだした)

飲み込めずに また吐き出した

(わたしひとりじゃいられない)

「私、ひとりじゃいられない」

(いっそこのみをすきにして)

いっそこの身を好きにして

(どうぞわたしにふれてみませんか)

どうぞ私に触れてみませんか

(つまさきまでめしませからすのむれ)

つま先まで 召しませカラスの群れ

(はいのそらにかしずくひしゃたい)

灰の空に傅く被写体

(はｈｅｘまやかしｉｋｎｏｗ)

=Hex 瞞し I know

(なきがおはにあわないよ)

泣き顔は似合わないよ

(だれかがそうおしえてくれたっけ)

誰かがそう教えてくれたっけ

(このうでにだけるしあわせをだれかすてて)

この腕に抱ける幸せを誰か捨てて

(どんないろ)

どんな色？

(どんなにおい)

どんな匂い？

(めにみえないものなんてすてき)

目に見えないものなんて素敵

(さげすまれるまいふん)

蔑まれる毎分

(うとまれてるまいびょう)

疎まれてる毎秒

(これがもしきみならひとのさちをねがえる)

これがもし君なら人の幸を願える？

(まいるーつ)

(マイルーツ)

(どうかすこしだけ)

どうか少しだけ

(たりないの)

足りないの

(おもいかえせばはじめからまいご)

思い返せばはじめから迷子

(あのときも)

あのときも

(あのときもひろいあつめれるはずがないの)

あのときも拾い集めれる筈が無いの

(きってはったかんじゅせいにはけつらくするどうりがたんじゅんで)

切って貼った感受性には欠落する道理が単純で

(ｙｅｓｙｅｓｙａｌｌ)

YES YES Y'ALL

(とっぱしたぼーだー)

突破したボーダー

(かなうのならきみをのせて)

叶うのなら君をのせて

(あいにきまりはひつようなんですか)

愛に決まりは必要なんですか

(りゆうがいりようなんですか)

理由が入用なんですか

(だれだっていいわたしをみていてほしい)

誰だっていい 私を見ていてほしい

(はいのそらにくもひとつないきょう)

灰の空に雲ひとつない今日

(はｈｅｘ)

=Hex

(ただくらやみはてまねく)

ただ 暗闇は手招く

(どうしてのあながふさがらない)

どうして？の穴が塞がらない

(どんなおもいもへんじのないどうか)

どんな想いも返事のない銅貨

(ねえきみはわたしをまじょとよぶ)

ねえ 君は 私を魔女と呼ぶ？

(ろじのうらにかくれたあいしている)

路地の裏に隠れた愛している

(はｈｅｘまじないのね)

=Hex 呪いの音

(まぶかなぼうしのなかみは)

目深な帽子の中身は

(きみにのろいをかけてしまいました)

君に呪いをかけてしまいました

(あいしてくれますか)

愛してくれますか？