白昼夢 (Daydream)

(けだるそうなとけいのはりのおと)

気怠そうな　時計の針の音

(ひるさがりにあせかくぺっとぼとる)

昼下がりに　汗かくペットボトル

(たいくつだってぼくはなげいた)

退屈だって僕は嘆いた

(きみはわらったみすかしてるみたいに)

君は笑った見透かしてるみたいに

(このままなんてさどこにもないんだね)

このままなんてさ　どこにもないんだね

(あめあがりのえきにきらめくいろ)

雨上がりの　駅にきらめく色

(そこのかふぇによりみちしてかえろう)

そこのカフェに　寄り道して帰ろう

(さめてしまったきおくをなんど)

冷めてしまった記憶を何度

(あたためたってあじなんかないけど)

温めたって　味なんか無いけど

(たたかうわけがほしくなっただけ)

戦うワケが　欲しくなっただけ

(いくらねがってもとどかないならきぼうをすてるのかい)

いくら願っても　届かないなら　希望を捨てるのかい

(だいじなものはありふれてたんだみのがしてたんだ)

大事なものは　ありふれてたんだ　見逃してたんだ

(めをあけたままゆめをみていたなつかしいゆめだった)

目を開けたまま　夢を見ていた　懐かしい夢だった

(きみにあいたいあいにいきたい)

君に会いたい　会いに行きたい

(いつかあめはやむはずだと)

いつか雨は　止むはずだと

(こころのどこかでこえがする)

心のどこかで　声がする

(いつかじゃなくいまぬれてる)

いつかじゃなく　今濡れてる

(こころにかさをください)

心に傘をください

(いくらねがってもとどかないならきぼうをすてるのかい)

いくら願っても　届かないなら　希望を捨てるのかい

(だいじなものはありふれてたんだみのがしてたんだ)

大事なものは　ありふれてたんだ　見逃してたんだ

(めをとじてまたつまらないゆめをみたいのさ)

目を閉じてまた　つまらない夢を見たいのさ

(もうすぐ)

もうすぐ

(あいにいくから)

会いに行くから