サリーマリー

(はかなくもきえてくかねのねにいつもきづかないし)

儚くも消えてく鐘の音にいつも気付かないし

(みじかにあるやさしさににたきょうきにもとうぜんきづいていないこわいな)

身近にある優しさに似た狂気にも当然気づいていない　怖いな

(ぶきをとってなくしたこころのかけらにきづかないで)

武器をとってなくした心のかけらに気づかないで

(くうきになったいのちのかるがるしさになれはじめた)

空気になった命の軽々しさに慣れ始めた

(こうやってまたまちがもえてしゅんかんをきりとれないまに)

こうやってまた街が燃えて　瞬間を切り取れない間に

(もうかこのはなしにかわっているこわいな)

もう過去の話に変わっている　怖いな

(もっとたいせつなはなしがしたいもっとすくわれることばききたい)

もっと大切な話がしたい　もっと救われる言葉聴きたい

(もっとあいされるようになりたいとねがった)

もっと愛されるようになりたいと願った

(さりーまりーとどかせてかねのねをさ)

サリーマリー　届かせて　鐘の音をさ

(さりーまりーゆさぶってあのうつくしいはずのこえで)

サリーマリー　揺さぶって　あの美しいはずの声で

(ゆめでのりこんだじぇっときがすごいいきおいでていくうひこうする)

夢で乗り込んだジェット機が　すごい勢いで低空飛行する

(なぜかこわくないのはあんぜんなのをじかくしてるから)

なぜか怖くないのは　安全なのを自覚してるから

(そうおもったしゅんかんつばさがはずれてもえさかった)

そう思った瞬間翼が外れて燃え盛った

(ぼくはとびおきたそのえいぞうはこわかったんだ)

僕は飛び起きた　その映像は怖かったんだ

(こうやってまたまちがもえてしゅんかんをきりとれないまに)

こうやってまた街が燃えて　瞬間を切り取れない間に

(もうかこのはなしにかわっているこわいな)

もう過去の話に変わっている　怖いな

(もっとたいせつなはなしがしたいもっとすくわれることばききたい)

もっと大切な話がしたい　もっと救われる言葉聴きたい

(もっとあいされるようになりたいとねがった)

もっと愛されるようになりたいと願った

(さりーまりーとどかせてかねのねをさ)

サリーマリー　届かせて　鐘の音をさ

(さりーまりーゆさぶってよ)

サリーマリー　揺さぶってよ

(しんぞうのはんぶんだけやさしさでつつんでみゃくをうつたびおもえるそんなうたをうたうから)

心臓の半分だけ優しさで包んで　脈を打つたび思えるそんな歌を歌うから

(なくせるうちにきづかないとぼくらはむじかくにあなたを)

なくせるうちに気づかないと　僕らは無自覚にあなたを

(ころしてしまうかもしれないうそじゃない)

殺してしまうかもしれない　嘘じゃない

(もっとたいせつなはなしがしたいもっとすくわれることばききたい)

もっと大切な話がしたい　もっと救われる言葉聴きたい

(もっとあいされるようになりたいとねがった)

もっと愛されるようになりたいと願った

(さりーまりーとどかせてかねのねをさ)

サリーマリー　届かせて　鐘の音をさ

(さりーまりーゆさぶってあのうつくしいはずのこえで)

サリーマリー　揺さぶって　あの美しいはずの声で

(さりーまりーどうかぼくがぼくでなくなるまえに)

サリーマリー　どうか僕が僕でなくなる前に

(さりーまりーすくってよ)

サリーマリー　救ってよ