WOLF/9bic

(きみのまだしらないほんとうのぼくのしょうたい)

君のまだ知らない　本当の僕の正体

(いまからおしえてあげるもうかくせないよごまかせないよ)

今から教えてあげる　もう隠せないよ誤魔化せないよ

(だってまんげつのよるだからひとりきりでかえるなら)

だって満月の夜だから　一人きりで帰るなら

(ぼくがおくってあげるなんてそんなやさしいことばたちは)

僕が送ってあげるなんて　そんな優しい言葉たちは

(うそうそうそうそなんだよ)

嘘　嘘　嘘　嘘なんだよ

(しずかにてをつなぐぼくからはなれちゃわないように)

静かに手を繋ぐ　僕から離れちゃわないように

(ゆっくりきみがふりむくまえにうしろからぎゅってした)

ゆっくり君が振り向く前に　後ろからギュッてした

(ひっかいてさいてきみのこころにつめあとをたておそいかかる)

引っ掻いて裂いて君の心に　爪痕をたて襲いかかる

(なみだぐんだかおもあいしてるよきみはぼくだけのあかずきん)

涙ぐんだ顔も愛してるよ　君は僕だけの赤ずきん

(よるがあけるまではなさないそらがかけるまでにがさない)

夜が明けるまで離さない　空が欠けるまで逃さない

(きみとふたりのかえりみちほらぼくにきをつけて)

君と二人の帰り道　ほら　僕に気をつけて

(まだだれもしらないほんとうのぼくのしょうたい)

まだ誰も知らない　本当の僕の正体

(どうせきみにもわからないりかいできるわけないよ)

どうせ君にも分からない　理解出来るわけないよ

(いつかきみもはなれていくんだひとりきりがさみしいなら)

いつか君も離れていくんだ　一人きりが寂しいなら

(わたしがとなりにいてあげるそんなやさしいことばたちは)

私が隣に居てあげる　そんな優しい言葉たちは

(やだやだやだいやなんだよ)

やだ　やだ　やだ　嫌なんだよ

(むりやりこいびとつなぎにぎりかえしてくれないきみが)

無理やり恋人繋ぎ　握り返してくれない君が

(ごめんねそれすらうるさくて)

「ごめんね」　それすらうるさくて

(くちびるにがぶってした)

唇にガブッてした

(ねぇまってだいてきみがなくまであまがみでかじりつきたいの)

ねぇ　待って抱いて君が泣くまで　甘噛みでかじりつきたいの

(それでもぼくをゆるしてくれる？いまはきみだけにあまえたい)

それでも僕を許してくれる？　今は君だけに甘えたい

(からだがゆるすまではなさないこころがとけるまでにがさない)

体が許すまで離さない　心が溶けるまで逃さない

(きみとふたりのよるだからぼくはおおかみになる)

君と二人の夜だから僕は　オオカミになる

(まちがってばっかのこのこころがだいすきだよってまたほえている)

間違ってばっかのこの心が　大好きだよってまた吠えている

(つたえかたなんてわからないからきょうもなかせることしかできなくて)

伝え方なんて分からないから　今日も泣かせることしか出来なくて

(こわれるくらいぎゅってした)

壊れるくらいギュッてした

(ひっかいてさいてきみのこころにつめあとをたておそいかかる)

引っ掻いて裂いて君の心に　爪痕をたて襲いかかる

(なみだぐんだかおもあいしてるよきみはぼくだけのあかずきん)

涙ぐんだ顔も愛してるよ　君は僕だけの赤ずきん

(よるがあけるまではなさないよるがかけるまでにがさない)

夜が明けるまで離さない　空が欠けるまで逃さない