偽善者と呼ばれていても

(ひとのためだといいながら)

人のためだと言いながら

(じぶんをみとめてほしいだけ)

自分を認めてほしいだけ

(ざこどもにてんしとあがめられて)

雑魚どもに天使とあがめられて

(さぞかしいいきぶんだったろうな)

さぞかしいい気分だったろうな

(ぎぜんしゃめ)

偽善者め！

(ぎぜんしゃというなら)

偽善者と言うなら

(それでもいいどうぞ)

それでもいい　どうぞ

(いのちすくうためなら このぎぜんわたしはつらぬくわ)

命救うためなら この偽善　私は貫くわ

(くずのきげんとって)

クズの機嫌とって

(どれだけのいのちが)

どれだけの命が

(ぐんのきりつみだした)

軍の規律乱した

(むだにうしなわれたか)

無駄に失われたか

(おまえのせいだ)

お前のせいだ

(あなたのせいよ)

あなたのせいよ

(ゆるしはしない)

許しはしない！

(じょんほーる)

ジョン・ホール

(ぼくのてんしだころすのはぼくだ)

僕の天使だ　殺すのは僕だ

(そんなまねさせるか)

そんなまねさせるか

(ゆるさないおれが)

ゆるさない　俺が

(じゃまだぞ)

邪魔だぞ

(なんとしてもまもるさ)

何としても守るさ

(さあどけ)

さあ　どけ

(よわいくせにでしゃばるな)

弱いくせにでしゃばるな

(かれはつよいわ)

彼は強いわ

(つよがるなよ)

強がるなよ

(うるさいだまれ)

うるさい黙れ

(たたかおう)

闘おう

(ふたりで)

二人で

(ころすのだ)

殺すのだ

(さあさいごをきめようあざやかに)

さあ　最後を決めよう鮮やかに

(まけないで)

負けないで

(おまえのごえいはぼろぼろ)

お前の護衛はボロボロ

(でおんにかてるはずがない)

デオンに勝てるはずがない

(むだなあがきだ)

無駄なあがきだ

(どうして)

どうして

(こわくない)

怖くない

(まけるものか)

負けるものか

(そばをはなれない)

そばを離れない

(ひとりにはしない)

一人にはしない

(しんじてるかれを)

信じてる彼を

(うらぎられるだけだ)

裏切られるだけだ

(あいつをしんじるさいごまで)

あいつを信じる　最後まで

(おろかものめ)

愚か者め

(やるぞ)

やるぞ

(さあたたかおう)

さあ戦おう

(このたたかいおわらせる)

この戦い終わらせる

(ふたりで)

二人で

(けっしてまけない)

決して　負けない

(でおんついてこい)

デオン　ついてこい！

(まて)

待て！

(ほらみろにげだしたぞ)

ほら見ろ！　逃げ出したぞ！

(ぐれいはにげたんじゃありません)

グレイは逃げたんじゃありません！

(わがはいにはわからん かねもちのむすめがへいたいのせわにあけくれる)

吾輩にはわからん！ 金持ちの娘が兵隊の世話に明け暮れる

(なんでそこまでやるんだ)

なんでそこまでやるんだ！

(こころのらしんばんみつめて あかあかといのちもやすわ)

心の羅針盤見つめて 赤々と命燃やすわ

(じぶんがえらんだこのみち ひとすじにあるくために)

自分が選んだこの道 一筋に歩くために

(くるしみのくらやみをてらす ともしびになるときめたの)

苦しみの暗闇を照らす ともしびになると決めたの

(たちどまることはない)

立ち止まることはない

(いのちのほのおきえるひまでは)

命の炎　消える日までは

(だまらせてやる)

黙らせてやる！

(わたしがしんでも だれかがあるくでしょうこのみちを)

私が死んでも 誰かが歩くでしょう　この道を

(すべてをささげてわたしがしんじたこのみちを)

すべてを捧げて私が信じたこの道を

(さあうてばいい)

さあ　撃てばいい！

(しとめたぞ)

仕留めたぞ！

(おれはしんじたいものをしんじた)

俺は信じたいものを信じた

(ぼくのさいごはてんしをしんじたしあたーごーすとか わるくない)

ぼくの最期は天使を信じたシアター・ゴーストか 悪くない

(あでゅーでおん)

アデュー　デオン