思いがかさなるその前に…　平井堅

(ねぇそんなことをとなりできみもおもったりするのかな)

ねぇ　そんな事を隣でキミも思ったりするのかな

(おもいがかさなるそのまえにつよくてをにぎろう)

思いがかさなるその前に強く手を握ろう

(きみのめにうつるあおぞらがかなしみのあめににじんでも)

君の目に映る青空が　悲しみの雨に滲んでも

(そんなときはおもいだしてわらいあえたきょうのひを)

そんな時は思い出して　笑い合えた今日の日を

(かたをおとすきみをみるたびにつれだすのはぼくのほうなのに)

肩を落とす君を見る度に　連れ出すのは僕の方なのに

(ときどきわからなくなるよぼくがすくわれてるんだ)

時々わからなくなるよ　僕が救われてるんだ

(そのてのひらはにじもつかめるさ)

その掌は虹も掴めるさ

(きみだけのうたをらららさがしにいこう)

キミだけの歌を　ラララ探しに行こう

(ねぇいつかきみはぼくのことをわすれてしまうのかな)

ねぇ　いつかキミは僕のことを忘れてしまうのかな

(そのときはきみにてをふってちゃんとわらってられるかな)

その時はキミに手を振ってちゃんと笑ってられるかな

(ねぇそんなことをとなりできみもおもったりするのかな)

ねぇ　そんな事を隣でキミも思ったりするのかな

(おもいがかさなるそのまえにつよくてをにぎろう)

思いがかさなるその前に強く手を握ろう

(だれといてもひとりぼっちくちびるかみしめるときには)

誰といても一人ぼっち　唇噛み締める時には

(またここにきておなじそらをなにもいわずにみあげよう)

またここにきて同じ空を　何も言わずに見上げよう

(なみだもきずもたからものになる)

涙も傷も宝物になる

(きみだけにうたをらららうたっていこう)

キミだけに歌を　ラララ歌って行こう

(ねぇいつかきみはきみのゆめをわすれてしまうのかな)

ねぇ　いつかキミは君の夢を忘れてしまうのかな

(そのときはひとみそらさずにきみとむきあえるのかな)

その時は瞳逸らさずにキミと向き合えるのかな

(ねぇこんなぼくはきみのためになにができるのかな)

ねぇ　こんな僕はキミの為に何ができるのかな

(ことばにならないおもいだけつよくてをにぎろう)

言葉にならない思いだけ強く手を握ろう

(つよくてをにぎろう)

強く手を握ろう