フリーランスのためのタイピング

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新しく何かを始めようとする人に贈る長文タイピング
ほぼ日刊イトイ新聞(糸井重里「今日のダーリン」2013年10月10日のコラムより)
ぼくの好きなコロッケ。 (ほぼ日ブックス)掲載
問題文「後から参入する者に、場所なんか空いてないのだ。」

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問題文

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(あとからさんにゅうするものに、ばしょなんかあいてないのだ。)

後から参入する者に、場所なんか空いてないのだ。

(あいているとしても、さいあくのばしょだけだ。)

空いているとしても、最悪の場所だけだ。

(まえまえからそれをやっているものが、)

前々からそれをやっている者が、

(めんどくさいからてをつけてないばしょが、すこしだ。)

めんどくさいから手を付けてない場所が、少しだ。

(それが、いつもあたりまえのことだ。)

それが、いつも当たり前のことだ。

(あたらしいなにかがうまれるのは、ばしょなんかもらえなかったものたちが、)

新しいなにかが生まれるのは、場所なんかもらえなかった者たちが、

(くるしまぎれに、「これしかない」とやったことからだ。)

苦しまぎれに、「これしかない」とやったことからだ。

(「すこしだけ、あいてるばしょをわけてください」と、)

「少しだけ、空いてる場所を分けてください」と、

(へいしんていとうしておねがいしているうちに、)

平身低頭してお願いしているうちに、

(じかんはどんどんすぎていくし、いいきかいもえられないままになる。)

時間はどんどん過ぎていくし、いい機会も得られないままになる。

(てつどうをひけなくても、じどうしゃがあった。)

鉄道をひけなくても、自動車があった。

(えいがをつくれなくても、てれびがあった。)

映画をつくれなくても、テレビがあった。

(おおきなぶたいはなくても、しょうげきじょうがあった。)

大きな舞台はなくても、小劇場があった。

(おおきなどうぎょうしゃくみあいができているようなところに、)

大きな同業者組合ができているようなところに、

(あたらしくさんにゅうすることをかんげいしてもらえるのは、)

新しく参入することを歓迎してもらえるのは、

(「これまでのけんりをおびやかさないやつ」だけかもしれない。)

「これまでの権利をおびやかさないやつ」だけかもしれない。

(ばしょなんかあいてるとおもわないほうがいいのだ。)

場所なんか空いてると思わないほうがいいのだ。

(いごこちのわるい、すわればけつのいたくなるようなあれちだけが、)

居心地の悪い、座ればけつの痛くなるような荒地だけが、

(あたらしいひとびとがすたーとをきれるばしょだ。おそらく)

新しい人びとがスタートを切れる場所だ。おそらく

(どうぐもそろっちゃいないし、だれもがみとめるすばらしいひとなんかあつまることもない。)

道具も揃っちゃいないし、誰もが認めるすばらしい人なんか集まることもない。

など

(しかし、そこが、ばしょなのだ。)

しかし、そこが、場所なのだ。

(わかいひとにいうことは、じぶんにいうことでもある。)

若い人に言うことは、じぶんに言うことでもある。

(あなたにも、ぼくにも、よういされたばしょはなかったはずだし、)

あなたにも、ぼくにも、用意された場所はなかったはずだし、

(しゅうとうにけいかくされたずめんなんてものもなかったとおもうのだ。)

周到に計画された図面なんてものもなかったと思うのだ。

(つぎのじだいは、いつでも、ばしょなんかなかったものたちのばしょからはじまっている。)

次の時代は、いつでも、場所なんかなかった者たちの場所からはじまっている。

(どうぐがなければ、じぶんでつくる。ひとでがたりなければ、ねないでもがんばる。)

道具がなければ、じぶんでつくる。人手が足りなければ、寝ないでもがんばる。

(そういうふるくさいぼうけんしんみたいなものが、かんじんなのだ。)

そういう古臭い冒険心みたいなものが、肝心なのだ。

(「どこにもばしょがあいてない」ということは、)

「どこにも場所が空いてない」ということは、

(いつも、あたらしいなにかのしゅっぱつであった。)

いつも、新しいなにかの出発であった。

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