イロアワセ 初音ミク
かしこ。氏のVOCALOIDオリジナル曲30作目
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歌詞(問題文)
(おびきよせられたあまいあなたのせなか)
誘き寄せられた 甘い あなたの背中
(みつにふれたほっぺたうれしいわたし)
蜜に触れた頬っぺた 嬉しい 私
(いろづいていくがいろじゅをゆびさして)
色づいていく 街路樹を指差して
(わらいあってつなぎあってそれだけでよかったのに)
微笑い合って 繋ぎ合って それだけで良かったのに
(おもいのじゅうしんがかすかにぶれてみえて)
想いの重心が 微かにぶれて見えて
(ちぎれていくくもにふたりをかさねた)
千切れていく雲に ふたりを重ねた
(みえないものがほしいはずなのに)
見えないものがほしいはずなのに
(みえるものふれるもの)
見えるもの 触れるもの
(そればかりがむねにささり)
そればかりが 胸に刺さり
(ききたいことしりたいこと)
聞きたいこと 知りたいこと
(おちばのようにつもっていく)
落ち葉のように 積もっていく
(すうほさきであなたはふりかえり)
数歩先であなたは振り返り
(いつものように「どうしたの?」とわらう)
いつものように 「どうしたの?」と笑う
(かえではひらひらまいおちていく)
楓はひらひら舞い落ちていく
(あかいやねでそらをかくしながら)
赤い屋根で 空を隠しながら
(あなたはひとひらをつかまえて)
あなたは 一片を 捕まえて
(「あげるよ」とわたしにくれた)
「あげるよ」 と私にくれた
(あいらしいひだまりのすぐとなりで)
愛らしい日溜まりのすぐとなりで
(さいていたしらないかげのこと)
咲いていた 知らない影のこと
(きづいていてもゆわえていろあわせ)
気付いていても 結わえて イロアワセ
(ふいにあかとあかをかさねていた)
不意に赤と赤を 重ねていた
(あなたのこきゅうにみみをかたむけても)
あなたの呼吸に 耳を傾けても
(こころのいばしょがわからなくなった)
心の居場所がわからなくなった
(なにもきこえないよいまどこにいるの?)
何も聞こえないよ 今どこにいるの?
(そこにあるのはくうどうむじょう)
そこにあるのは空洞 無情
(わたしはとなりにいるよ)
私はとなりにいるよ
(はずみでびょうしんはずれて)
はずみで 秒針はずれて
(ふたりのじかんははぐれて)
ふたりの時間は ハグレて
(はなれるせになにかをいおうとして)
離れる背に 何かを言おうとして
(いえなくてそのきょりをみつめるだけ)
言えなくて その距離を見つめるだけ
(「つながなくてもねつはつたわるから」)
「繋がなくても熱は伝わるから」
(いつかのあかねそらきこえたこえ)
いつかのあかね空 聞こえた声
(あなたのことばはほんとうだったんだね)
あなたの言葉は本当だったんだね
(いまゆびさきがつめたい)
今 指先が冷たい
(ほつれたいとをなおしたとしても)
解れた糸を直したとしても
(けっしてもとにはもどらないこと)
決して元には戻らないこと
(しっていてもつむいでいとあわせ)
知っていても 紡いで イトアワセ
(わたしのねつはまだつたわりますか)
私の熱はまだ 伝わりますか
(かえではひらひらまいおちていく)
楓はひらひら舞い落ちていく
(あかいはねでかぜにおどりながら)
赤い羽根で風に踊りながら
(やくそくになれなかったおもいたちと)
約束になれなかった想いたちと
(いろあざやかになくように)
色鮮やかに 泣くように
(あいらしいひだまりのすぐとなりで)
愛らしい日溜まりのすぐとなりで
(ないてわらってすごしたひびを)
泣いて 笑って 過ごした日々を
(だきよせてゆわえていろあわせ)
抱き寄せて 結わえて イロアワセ
(もういちどだけあかをいろあわせ)
もう一度だけ 赤を イロアワセ