Odyssey／Nornis

(ここからはじまるんだとおくにのぞいたみらいは)

ここから始まるんだ　遠くに覗いた未来は

(そっとぼくらをみつけだす)

そっと僕らを見つけ出す

(おいかけるたびこころおどった)

追いかける度　心躍った

(むちゅうになるほどただまぶしかった)

夢中になるほど　ただ眩しかった

(なにもしらないとちをなぞって)

何も知らない土地をなぞって

(きぎをかきわけてそらのなかへとびこんだ)

木々をかき分けて　宙の中へ飛び込んだ

(つめたいおちばがぴしゃりないてそのあめをおもいだす)

冷たい落ち葉がピシャリ泣いて　その雨を思い出す

(ひどくこげたよるのかぜにふかれてあのねつをおもいだす)

ひどく焦げた夜の風に吹かれて　あの熱を思い出す

(あせにぬれたひたいにひざしをあびてまたつよさおもいだす)

汗に濡れた額に日差しを浴びて　また強さ思い出す

(このであいにぼくのすべてをかけてどこまでもいくよ)

この出逢いに僕の全てを賭けて　どこまでも行くよ

(なりやまないんだこのこどうが)

嗚りやまないんだ この鼓動が

(めざすばしょへのあいずなんだ)

目指す場所への合図なんだ

(ふりむかないよそうきめたんだ)

振り向かないよ　そう決めたんだ

(めのまえのけしきてにとってかんじてよ)

目の前の景色　手に取って感じてよ

(こえたからかにいまをうたいあげてしまおう)

声高らかに今を　歌い上げてしまおう

(このじかんもじっかんもなにもかもつれてとぼうさぁ！)

この時間も　実感も　何もかも連れて飛ぼう　さぁ！

(すたーとがすこしこわかったのは)

スタートが少し怖かったのは

(おちこんだせなかをなんどもみていたから)

落ち込んだ背中を　何度も見ていたから

(だれもしらないみちをえらんで)

誰も知らない道を選んで

(ちずをかきたしてうなばらへかじをきった)

地図をかき足して　海原へ舵を切った

(あらいなみのうなりごえきいてやさしさをおもいだす)

荒い波の唸り声聞いて　優しさを思い出す

(すんだそらとのぼるひのにおいがしてあのいろをおもいだす)

澄んだ空と昇る陽の匂いがして　あの色を思い出す

(またたいてるむすうのほしかぞえてまたよわさおもいだす)

瞬いてる無数の星数えて　また弱さ思い出す

(このであいにぼくらすべてをかけてどこまでもいこう)

この出逢いに僕ら全てを賭けて　どこまでも行こう

(きこえてるんだこのかんせいが)

聞こえてるんだ　この歓声が

(ひびくほうへみちびいてるんだ)

響く方へ　導いてるんだ

(とまらせないよおしえてくれた)

止まらせないよ　教えてくれた

(このさきのけしきめをとじてうかべてよ)

この先の景色　目を閉じて浮かべてよ

(こんなとこまできたらつきぬけてしまおう)

こんなとこまで来たら　突き抜けてしまおう

(すぎたひびもそのいみもたちまちすべてひかってさぁ！)

過ぎた日々も　その意味も　忽ち全て光って　さぁ！

(なりやまないんだこのこどうが)

嗚りやまないんだ　この鼓動が

(めざすばしょへのあいずなんだ)

目指す場所への合図なんだ

(ふりむかないよそうきめたんだ)

振り向かないよ　そう決めたんだ

(あのひのみらいはここにある)

あの日の未来は　ここにある

(まよわないでつむぐのなら)

迷わないで　紡ぐのなら

(だれかをだきしめるようなうたを)

誰かを抱きしめるような歌を

(だいそれたこともぼくらならせおっていけるはず)

大それたことも僕らなら背負っていけるはず

(いっそせかいさえもまきこんで)

いっそ世界さえも巻き込んで

(いつかめぶくゆめをしんじて)

いつか芽吹く夢を信じて