血の契約

(よんだでしょうわたしを)

呼んだでしょう　私を

(よんでない)

呼んでない

(うそだもとめてるましょうのおんがく)

嘘だ　求めてる　魔性の音楽

(いらない)

いらない！

(てんさい)

天才

(てんさい)

天才...？

(せかいをみりょうし)

世界を魅了し

(かぞくをよろこばせ)

家族を喜ばせ

(めいせいはおもうがまま)

名声は思うがまま

(とみもてにし)

富も手にし

(このよのすべてをてにいれるましょうのおんがく)

この世の全てを手に入れる魔性の音楽

(おかねはつかわなければたまりますが いのちはつかわなくてもへっていくんですよ)

お金は使わなければ溜まりますが 命は使わなくても減っていくんですよ

(やすいさかばでひぜにをかせぐようなじんせいが まんぞくですかちがうでしょ)

安い酒場で日銭を稼ぐような人生が 満足ですか？　違うでしょ？

(ならばそのいのちをつかって さいこうのおんがくをかなでてみませんか)

ならばその命を使って 最高の音楽を奏でてみませんか？

(このいのちのみかえりは)

この命の見返りは？

(ひゃくまんきょく)

百万曲

(あなたはてんさいにしかかなでられない さいこうのおんがくをひゃくまんきょくえんそうできる)

貴方は天才にしか奏でられない 最高の音楽を百万曲演奏できる

(そしてそのすべてをわたしにささげること)

そしてその全てを私に捧げること

(おまえにささげる)

お前に捧げる？

(ひとつあなたのきょくはすべてわたしのためにある)

ひとつ　貴方の曲は全て私の為にある

(ふたつわたしがひけといったらひくこと)

ふたつ　私が弾けと言ったら弾くこと

(けいやくいはんはしないでくださいね)

契約違反はしないでくださいね

(じごくのしらべにみいられた)

地獄の調べに魅入られた

(ぼくはむりょくだ)

僕は無力だ

(ひれふせ)

ひれ伏せ

(ましょうのおんがく)

魔性の音楽

(じごくへおちててんをかなでるがおんがく)

地獄へ堕ちて天を奏でるが音楽

(ひいてみたい)

弾いてみたい

(さいこうのおんがく)

最高の音楽

(かみはことばをつくり)

神は言葉を作り

(おんがくはあくまが)

音楽は悪魔が

(うみおとした)

産み落とした

(じごくへおちてく)

地獄へ堕ちてく

(おんがくのまえにぼくはむりょく)

音楽の前に僕は無力

(だらくしながらかがやきをまし)

堕落しながら輝きを増し

(ことばより)

言葉より

(つよく)

強く

(あいより)

愛より

(みわくてき)

魅惑的

(せかいよ)

世界よ

(ひれふせ)

ひれ伏せ

(それがましょうのおまえのおんがく)

それが魔性のお前の音楽

(ぱがにーにのおんがく)

パガニーニの音楽

(ちのけいやくはなされた)

血の契約はなされた

(われそろもんななじゅうにはしらのまじんにじゅうきゅうのぐんだんがおさ じごくのこうしゃくあむでゅすきあす)

我ソロモン七十二柱の魔神　二十九の軍団が長 地獄の公爵アムデュスキアス

(なんじがもとめるがままのおんがくをあたえん)

汝が求めるがままの音楽を与えん

(そのわかききょえいしんにみちた うつくしきたましいをもってわれいまここになんじとけいやくす)

その若き虚栄心に満ちた 美しき魂を以って我今ここに汝と契約す

(さあいのちでかなでよにころぱがにーに)

さあ命で奏でよニコロ・パガニーニ

(かみはことばをつくり)

神は言葉を作り

(おんがくはあくまがうみおとした)

音楽は悪魔が産み落とした

(じごくへおちてゆけ)

地獄へ堕ちてゆけ

(おんがくのまえにぼくはむりょく)

音楽の前に僕は無力

(だらくしながらかがやきをまし)

堕落しながら輝きを増し

(ことばより)

言葉より

(つよく)

強く

(あいより)

愛より

(みわくてき)

魅惑的

(せかいよ)

世界よ

(ひれふせ)

ひれ伏せ

(それがましょうのぼくのおんがく)

それが魔性の僕の音楽

(ぱがにーにのおんがく)

パガニーニの音楽