かぜなきし
東方曲 No.270
以下敬称略
凋叶棕 http://www.rd-sounds.com/
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vocal : めらみぽっぷ
かぜなきし
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アルバム : 薦
原曲 ネイティブフェイス,信仰は儚き人間の為に
追記 24/10月4日投稿
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歌詞(問題文)
(ひとのこは、ひとに、あいされよと。ねがい。)
人の子は、人に、愛されよと。願い。
(かみのこは、かみに、あいされよと。ねがう。)
神の子は、神に、愛されよと。願う。
(ひとであり、かみであるものがいたなら、ともにあいされよと。)
人であり、神であるものがいたなら、共に愛されよと。
(かぜがはこぶ、とおいきおく。)
かぜがはこぶ、遠い記憶。
(おうごんにたなびくいなほのうみにたち。)
黄金にたなびく稲穂の海に立ち。
(ひとのうみだした、てつをきずなとす。)
人の生み出した、鉄を絆とす。
(ともにささえては、たがいにいかしあい。)
共に支えては、互いに生かし合い。
(それでも、ああ、)
それでも、嗚呼、
(ついぞ、まじわることはなく。)
終ぞ、交わることはなく。
(ゆらぎ、ゆうよう、ひとのいのりに。)
揺らぎ、猶予う、人の祈りに。
(ときにあいさえかんじることがあれども)
ときに愛さえ感じることがあれども
(されど、かみは、こどくなのだ。)
されど、神は、孤独なのだ。
(いとしごよつみなきごよ)
いとし子よ 罪なき子よ
(うまれしことをいわえども)
生まれしことを祝えども
(このてにいだくなど。ゆるされはしない。)
この手に抱くなど。許されはしない。
(かみはただ、かみとしてあればよい。)
神はただ、神としてあればよい。
(ゆえに。)
故に。
(わがこを、いだいて。)
我が子を、抱いて。
(なくこともできない。)
なくこともできない。
(ただ、あいされよと、)
ただ、愛されよと、
(かぜにのせたおもいはどこへ。)
かぜにのせた思いは何処へ。
(にびいろにそびえる、てつのうみにうずもれ。)
鈍色に聳える、鉄の海に埋もれ。
(ひとのすがっていた、しんこうはきえいく。)
人の縋っていた、信仰は消え行く。
(このみのいくみちは、しんこうのなかにあり。)
この身の行く道は、信仰の中に在り。
(それをあらわほどもうたがいもせずに。)
それを露ほども疑いもせずに。
(ゆらぐことない、ささげぐいのりに。)
揺らぐことない、捧ぐ祈りに。
(ときにふりかえることをのぞみもすれども)
ときに振り返ることを望みもすれども
(けれど、ひとは、こどくなのだ。)
けれど、人は、孤独なのだ。
(いとしじん、いとしははよ)
いとし人、いとし母よ
(たとえちをわけていなくとも)
たとえ血を分けていなくとも
(そのてにあいされて。いきてきたならば。)
その手に愛されて。生きてきたならば。
(そのおもいのまま、たたねばならぬ。)
その想いのまま、立たねばならぬ。
(ゆえに。)
故に。
(ひざを、ついては。なくこともできない。)
膝を、ついては。なくこともできない。
(ただ、いきるために、)
ただ、生きるために、
(かぜにのせたおもいは、どこへ。)
かぜにのせた思いは、何処へ。
(たちあがれと、よんでいる。じぶんのてで、)
立ち上がれと、呼んでいる。自分の手で、
(いきるみちをみだすため。)
生きる道を見出すため。
(いのるは、そのいくさきに。)
祈るは、その行く先に。
(かぜがふくように。)
かぜが吹くように。
(いとしごよとおきわがこよ)
いとし子よ 遠き我が子よ
(ひとがきずなをくだいたら。)
人が絆を砕いたら。
(いまこそこのてで。だれよりもつよく。)
今こそこの手で。誰よりも強く。
(あらひとがみたるそのみをだきしめよう。)
現人神たるその身を抱きしめよう。
(ゆえに。)
故に。
(そのみを、なげだし。)
その身を、投げ出し。
(なくことをゆるされよ。)
なくことを赦されよ。
(ただ、あいすること。)
ただ、愛すること。
(かぜがはこぶおもいは、ここに。)
かぜがはこぶ思いは、此処に。
(そして、とおく。かぜがなく。)
そして、遠く。かぜがなく。