【太鼓の達人】Nosferatu

(きみはうつくしいぼくのあくむ)

君は美しい僕の悪夢

(きみはうつくしいぼくのあくむ)

君は美しい僕の悪夢

(しんしょくかいらいどくのばらよ)

浸食　傀儡　毒の薔薇よ

(しろいはだをくれないにそめてほほえみさきほこる)

白い肌を紅に染めて　微笑み咲き誇る

(かたわらにふるえるしょうじょたちにげるすべももたぬこひつじ)

傍らに震える少女達　逃げる術も持たぬ子羊

(しさいのさけぶこえ)

司祭の叫ぶ声

(あくをゆるすなてんはみておられるおまえのはめつを)

「悪を赦すな　天は見ておられる　お前の破滅を」

(きみよああなぜ、ぼくをからめとり)

君よ　嗚呼　何故、僕を搦め捕り

(さらなるちをもとめあやつるのか)

更なる血を求め操るのか

(といきささやきみつはあまく)

吐息　囁き　蜜は甘く

(あらがえぬよくぼうぞうお)

抗えぬ欲望　憎悪

(すべてがいとおしい)

全てが愛おしい

(えいえんをてにしたこうきなるまのじょおう)

永遠を手にした　高貴なる魔の女王

(くちびるにふくむあか)

唇に含む赤

(のどをつたいさこつへおつしずく)

喉を伝い鎖骨へ堕つ雫

(ぼくはみにくいきみだけのしもべ)

僕は醜い君だけのしもべ

(さきほこれるはなによりそうむし)

咲き誇れる華に寄り添う虫

(ぎんのけんをきみにおくるよ)

銀の剣を君に送るよ

(きょうれんいのりをこめて)

狂恋　祈りを込めて

(はめつのばらよ)

破滅の薔薇よ