アスール　初音ミク

(かわりばえないひびをあるくこのようこうをさえぎって)

変わり映えない日々を歩く この陽光を遮って

(おなじいろのけしきをめにやきつけていた)

同じ色の景色を 目に焼き付けていた

(あおいろがすきだったなにものにもしばられぬような)

青色が好きだった 何者にも縛られぬような

(そんなあおのじゆうさにむかしあこがれていた)

そんな青の自由さに 昔憧れていた

(あのひみあげたそらをおもいだした)

あの日見上げた空を 思い出した

(いつのひのおもいでだろう)

何時の日の思い出だろう

(とうのむかしにわすれたけどぼくはきょうもあるいてる)

疾うの昔に忘れたけど 僕は今日も歩いてる

(はるかかなたうかぶくもはしらぬまにいつかきえて)

遥か彼方浮かぶ雲は 知らぬ間にいつか消えて

(のこされたちつくしたぼくはふいにうえをみあげていた)

残され立ち尽くした僕は 不意に上を見上げていた

(はてしなくひろがるうみとあおくすみわたるそらを)

果てしなく広がる海と 青く澄み渡る空を

(ながめぼくはまたきょうもいっぽずつあるいていく)

眺め僕はまた今日も 一歩ずつ歩いて行く

(かわらないせかいにたってきのうのことなんてみおろして)

変わらない世界に立って　昨日の事なんて見下ろして

(みなもにうつるこのせかいをまたきょうもいきていく)

水面に映るこの世界を また今日も生きていく

(めにやきつけたふうけいはかがやくおもいでではなく)

目に焼き付けた風景は 輝く思い出では無く

(ただいっしゅんですぎさるはかなくもろいものだった)

ただ一瞬で過ぎ去る 儚く脆い物だった

(いつかたびにでたかったしらないせかいをみたいから)

いつか旅に出たかった 知らない世界を見たいから

(そんなことをおもうのはこのせかいがすきだから)

そんな事を思うのは　この世界が好きだから

(あのひえがいたゆめはいつまでもいろあせずかがやいている)

あの日描いた夢はいつまでも 色褪せず輝いている

(かわらないせかいにあきあきしてても)

変わらない世界に飽き飽きしてても

(まだこのせかいにいきていたいとねがうからまだまえをむく)

まだこの世界に生きていたいと 願うからまだ前を向く

(まぶたをあけたさきにひろがるこのせかい)

瞼を開けた先に広がるこの世界

(どこまでもひろがるそらとしろくたなびいたすじぐもを)

どこまでも広がる空と 白くたなびいたすじ雲を

(ながめぼくはいつまでもそこにたたずんでいた)

眺め僕はいつまでも そこに佇んでいた

(きのうのこうかいはおきさってかがやくあすをむかえにいこう)

昨日の後悔は置き去って 輝く明日を迎えに行こう

(ないだうみへあしをふみだしたみなもがゆれていた)

凪いだ海へ足を踏み出した 水面が揺れていた

(こんなつたないぼくらにいきるかちはあるの？)

こんな拙い僕らに 生きる価値はあるの？

(なんてといかけはいみがないんだよ)

なんて問いかけは意味が無いんだよ

(いきるだけでそれだけでいついじゃないか)

生きるだけでそれだけで良いじゃないか

(かすむしんきろうのなかをあるくようなそんなみらいでも)

霞む蜃気楼の中を歩くような そんな未来でも

(いつかむねをはりわらえるようなみらいがまっている)

いつか胸を張り笑えるような 未来が待っている