穹 初音ミク

(えがくぐんじょうあおくないだそら)

描く群青 青く凪いだ空

(うかびながれきえるくもをながめ)

浮かび流れ消える雲を眺め

(ただまえにあしをふみだした)

ただ前に足を踏み出した

(ふきぬけるかぜもきにせずに)

吹き抜ける風も気にせずに

(たちどまることをおそれてた)

立ち止まる事を恐れてた

(わからないことにおびえてた)

分からない事に怯えてた

(したをむいてたちつくしていた)

下を向いて立ち尽くしていた

(そんなぼくにさよならを)

そんな僕にさよならを

(ばくぜんとひろがるこうかいが)

漠然と広がる後悔が

(ぼくのこころをしめつけていた)

僕の心を締め付けていた

(なにももっていないぼくはいま)

何も持っていない僕は今

(したをむいてあしをとめた)

下を向いて足を止めた

(おだやかではないしんしょうが)

穏やかではない心象が

(あのひみあげたそらのいろあいが)

あの日見上げた空の色合いが

(ぼくにあるくいみをあたえていた)

僕に歩く意味を与えていた

(かこをおいこしていくように)

過去を追い越していくように

(ぼくはふりむかずまえへいく)

僕は振り向かず前へ征く

(めにうつったいろをおもいかえす)

眼に映った色を思い返す

(むずかしいことばっかたちむかい)

難しい事ばっか立ち向かい

(へきえきしていたきのうのぼくら)

辟易していた昨日の僕ら

(わからないことばっかでも)

分からない事ばっかでも

(いいのさせかいはゆるすはず)

良いのさ世界は許すはず

(ただまえにすすむときめたこのこころが)

ただ前に進むと 決めたこの心が

(ぼくのあしをうごかすりゆうだから)

僕の足を動かす理由だから

(さぁぼくらとびだしたかわらないせかいへと)

さぁ僕ら飛び出した 変わらない世界へと

(きょうもまたじゅうりょくさえもとうかして)

今日もまた重力さえも透過して

(まだみぬそらのいろを)

まだ見ぬ空の色を

(ひかれあうあぁぼくらゆめのように)

惹かれ合うあぁ僕ら夢のように

(くもをこえまたうえへつきさしたひかりを)

雲を越えまた上へ 突き刺した光を

(きょうもまためざしてあるきだすぼくは)

今日もまた目指して歩き出す 僕は

(えがくしょうけいぼくのながむそら)

描く憧憬 僕の眺む空

(なにいろのあすがぼくらをまつ？)

何色の明日が僕らを待つ？

(みらいのことはわからぬまま)

未来の事は分からぬまま

(それでもいいさとくびをふった)

それでも良いさと首を振った

(しずむせんぼうしっとあくじゅんかん)

沈む羨望 嫉妬 悪循環

(いまのじぶんがきらいでも)

今の自分が嫌いでも

(ふのかんじょうをまたとうたして)

負の感情をまた淘汰して

(しただけはむかずにあるきだす)

下だけは向かずに歩き出す

(ぼくはふりむかずまえへいく)

僕は振り向かず前へ征く

(はじめてきいたおとをおもいだす)

初めて聴いた音を思い出す

(なにもわからないぼくだけど)

何も分からない僕だけど

(なんとかげんきにやってるよ)

なんとか元気にやってるよ

(たのしいことだけじゃいきられない)

楽しい事だけじゃ生きられない

(でもつらいことはひつようか？)

でも辛い事は必要か？

(なにごともかんがえることがひつようさ)

何事も考える事が必要さ

(あたりまえをうたがいせかいをあるけ)

当たり前を疑い世界を歩け

(ぼくはきょうもたちどまりあすのせかいにおびえて)

僕は今日も立ち止まり 明日の世界に怯えて

(みみをふさぎそうになっていたでもそれはただしいのか？)

耳を塞ぎそうになっていた でもそれは正しいのか？

(あすのせかいへとむかいくつをはいてじゅんびした)

明日の世界へと向かい 靴を履いて準備した

(さぁいまからでもはしりだせらっかんてきしこうをもって)

さぁ今からでも走り出せ 楽観的思考を持って

(さぁぼくらとびだしたかわらないせかいへと)

さぁ僕ら飛び出した 変わらない世界へと

(きょうもまたじゅうりょくさえもとうかして)

今日もまた重力さえも透過して

(まだみぬそらのいろを)

まだ見ぬ空の色を

(ひかれあうあぁぼくらゆめのように)

惹かれ合うあぁ僕ら夢のように

(くもをこえまたうえへつきさしたひかりを)

雲を越えまた上へ 突き刺した光を

(きょうもまためざしてあるきだすぼくは)

今日もまた目指して歩き出す 僕は