残されたモノ／蒼狼ルナ

(いつからだっけひとりがあたりまえになってきた)

いつからだっけ 独りが当たり前になってきた

(あざやかだったひびがとおくにかすんでにげてく)

鮮やかだった日々が 遠くに霞んで逃げてく

(あなたのかおもせなかもいつのまにかぼやけて)

あなたの顔も背中もいつのまにかぼやけて

(いまはただのかげになってよるにとけてみえない)

今はただの影になって夜に溶けて見えない

(なんどもといかけたわたしになにがたりないの？)

何度も問いかけた 私に何が足りないの？

(ことばはとどかないかえらずにくうきょがひろがった)

言葉は届かない返らずに空虚が広がった

(にげることもわすれることもできないから)

逃げることも忘れることも出来ないから

(はやくきえたいってすりへって)

早く消えたいってすり減って

(なにをもとめてわたしにちかづいてきたの？)

何を求めて私に近づいてきたの？

(かってにきたいしてりそうとちがうってわたしをすてさって)

勝手に期待して理想と違うって私を捨て去って

(それでもわたしのかげはまだあなたをおいかけてる)

それでも私の影はまだあなたを追いかけてる

(うすれていくのはきおくだけでむねがいたいな)

薄れていくのは記憶だけで胸が痛いな

(のこったのはこえとにおいのきおく)

残ったのは声と匂いの記憶

(いたみはただきざまれてなおらない)

痛みはただ刻まれて治らない

(あなただけがしあわせをつかんでかがやいて)

あなただけが幸せを掴んで輝いて

(わたしをおいてきっとかこのはなし)

私を置いてきっと過去の話

(あなたのかげがむねのおくでまざりあう)

あなたの影が胸の奥で混ざり合う

(きれいなあかとくろにしずんできえれたらいいな)

綺麗な赤と黒に沈んで消えれたらいいな

(いつからだっけ、こころがとらわれてむなしいのは)

いつからだっけ、心が囚われて虚しいのは

(どうしちゃったんだろうすべてくるった)

どうしちゃったんだろう 全て狂った

(とどかなかったじじつへのしゅうちゃくしん？)

届かなかった事実への執着心？

(わたしのせかいにすらわたしのいばしょはない)

私の世界にすら私の居場所はない

(なにをみたしたくてわたしにちかづいてきたの？)

何を満たしたくて私に近づいてきたの？

(かってにまんぞくしてりそうとちがうってめんどうになって)

勝手に満足して理想と違うって面倒になって

(いま、ここにのこるわたしはなんなの？)

今、ここに残る私はなんなの？

(あなたの１ばんいいしーんをこわしてやりたいな)

あなたの1番良いシーンを壊してやりたいな

(きえたのはえがおとぬくもりのきおく)

消えたのは笑顔と温もりの記憶

(くるしみにただしばられてぬけだせない)

苦しみにただ縛られて抜け出せない

(あなただけがあいされてじんせいがかがやいて)

あなただけが愛されて人生が輝いて

(わたしをおいて、きっとあれはあくむ)

私を置いて、きっとあれは悪夢

(あなたのせかいににどとわたしはでてこない)

あなたの世界に二度と私は出てこない

(こころがまっくろでせつないあかをこころのここにまぜたいな)

心が真っ黒で切ない赤を心のココに混ぜたいな

(のこったのはこえとにおいのきおく)

残ったのは声と匂いの記憶

(いたみはただきざまれてなおらない)

痛みはただ刻まれて治らない

(あなただけがしあわせをつかんでかがやいて)

あなただけが幸せを掴んで輝いて

(わたしをおいて、きっとかこのはなし)

私を置いて、きっと過去の話

(あなたのかげがむねのおくでまざりあう)

あなたの影が胸の奥で混ざり合う

(きれいなあかとくろにしずんでこうかいとなかよくなったの)

綺麗な赤と黒に沈んで後悔と仲良くなったの