Seagull (山本彩) フルバージョン

(ちいさなころにかぞえきれぬほど)

小さな頃に数え切れぬ程

(みてたくもかきわけぞらとぶゆめ)

見てた雲かき分け空飛ぶ夢

(いつのまにかみなくなったのは)

いつの間にか 見なくなったのは

(あきらめじょうずなおとなになったからか)

諦め上手な大人になったからか

(おれんじいろにてらされたうみみなもがきらめいて)

オレンジ色に照らされた海 水面が煌めいて

(あしもとにせまったなみにのまれないよう)

足元に迫った波に飲まれないよう

(はだしのままでふんばっている)

裸足のままで踏ん張っている

(おもいっきりはねをひろげたならとびたとう)

思いっきり羽を広げたなら飛び立とう

(いまからはさゆめのなかじゃなくてこのせかいで)

今からはさ 夢の中じゃなくてこの現実(せかい)で

(かこもそうみらいもこのせなかにぜんぶのせ)

過去もそう未来もこの背中に全部乗せ

(ほんのすこしのかぜでなにまんきろもさきへ)

ほんの少しの風で 何万キロも先へ

(むかってすすめるじゆうはみえてくる)

向かって進める 自由は見えてくる

(どんなこともむじゃきにわらって)

どんなことも無邪気に笑って

(いきてたあのひにはもどれなくても)

生きてたあの日には戻れなくても

(しがみついててばなしてやらない)

しがみついて 手放してやらない

(あきらめわるいくらいがちょうどいいだろ)

諦め悪いくらいがちょうどいいだろ

(うすずみいろにおおわれたまちびるのすきまにみえる)

薄墨色に覆われた街 ビルの隙間に見える

(かげがうつしだしたきぼうのしるえっと)

影が映し出した希望のシルエット

(やきつけたくてなぞってみる)

焼き付けたくて なぞってみる

(なんどだってはねをおとしながらうまれかわる)

何度だって羽を落としながら生まれ変わる

(これからはさゆめながめるだけのぼくじゃない)

これからはさ 夢眺めるだけの僕じゃない

(みなれたけしきにみおくられながらいこう)

見慣れた景色に見送られながら行こう

(ほんのすこしのかぜでなにまんかいもそらへ)

ほんの少しの風で 何万回も空へ

(とびたってゆける)

飛び立ってゆける

(あぁすなはまにえがいたおもいをなみがけしさっても)

あぁ、砂浜に描いた 想いを波が消し去っても

(そのたびかきなおすこのあおいそらがつづくかぎり)

その度書き直す この青い空が続くかぎり

(おもいっきりはねをひろげたならとびたとう)

思いっきり羽を広げたなら飛び立とう

(いまからはさゆめのなかじゃなくてこのせかいで)

今からはさ 夢の中じゃなくてこの現実(せかい)で

(かこもそうみらいもこのせなかにぜんぶのせ)

過去もそう未来もこの背中に全部乗せ

(ほんのすこしのかぜではるかとおくへ)

ほんの少しの風で 遥か遠くへ

(なんどだってはねをおとしながらうまれかわる)

何度だって羽を落としながら生まれ変わる

(これからはさゆめながめるだけのぼくじゃない)

これからはさ 夢眺めるだけの僕じゃない

(みなれたけしきにみおくられながらいこう)

見慣れた景色に見送られながら行こう

(ほんのすこしのかぜでなにまんかいもそらへ)

ほんの少しの風で 何万回も空へ

(とびたってゆけるそらがつづくかぎり)

飛び立ってゆける 空が続く限り