井上苑子「青とオレンジ」

(しらないしらないしりたくもないよ)

知らない　知らない　知りたくもないよ

(きみがいまどこにいてだれとわらっているかなんて)

君が今　何処にいて　誰と笑っているかなんて

(しりたいしりたいしらないことばっかり)

知りたい　知りたい　知らないことばっかり

(つぶやきをみるかぎりたのしそうにしてるね)

呟きを見る限り　楽しそうにしてるね

(かえりみちつきあいのかいわに２じかんはんついやして)

帰り道付き合いの　会話に２時間半費やして

(なにがあるわけじゃない)

何があるわけじゃない

(さびしくはないのにさこどくなきもしちゃうな)

寂しくはないのにさ　孤独な気もしちゃうな

(ひとごみのなかにまぎれるほど)

人ごみの中に　紛れるほど

(いっしょうもののであいだなんてそんなことべつにおもってないの)

一生ものの出会いだなんて　そんなこと別に思ってないの

(つなぎあったてもすぐにほどけるかもしれないでも)

繋ぎあった手も　すぐに解けるかもしれない　でも

(いっしゅんうまれたいとしさってたいせつにしたいなっておもうから)

一瞬生まれた愛しさって　大切にしたいなって思うから

(ただそれだけのことだから)

ただ　それだけのことだから

(みらいがどうとかであいのいみとかじゅうようじゃないの)

未来がどうとか　出会いの意味とか　重要じゃないの

(きみといたいただそれだけだよ)

君と居たい　ただそれだけだよ

(ねるまえにもういちどだけいのりににたきもちで)

寝る前にもう一度だけ　祈りに似た気持ちで

(たしかめてみたけれどちゃくしんはない)

確かめてみたけれど　着信はない

(さびしくはないけどさむなしいきもしちゃうな)

寂しくはないけどさ　虚しい気もしちゃうな

(きみはわからないだろうけど)

君はわからないだろうけど

(いっしょうそばにいたいだなんてだいそれたことはおもってないの)

一生側に居たいだなんて　大それたことは思ってないの

(つないできたてにかんじたはじめてのかんかくが)

繋いできた手に　感じた初めての感覚が

(いったいどれがじぶんだろうってあしたのいみはどこにあるって)

一体どれが自分だろうって　明日の意味はどこにあるって

(きみがそのこたえのようなきがしたから)

君が　その答えのような気がしたから

(いっしょうもののであいだなんてそんなことべつにおもってないの)

一生ものの出会いだなんて　そんなこと別に思ってないの

(つなぎあったてもすぐにほどけるかもしれないでも)

繋ぎあった手も　すぐに解けるかもしれない　でも

(いっしゅんうまれたいとしさってたいせつにしたいなっておもうから)

一瞬生まれた愛しさって　大切にしたいなって思うから

(ただそれだけのことだから)

ただ　それだけのことだから

(みらいがどうとかであいのいみとかじゅうようじゃないの)

未来がどうとか　出会いの意味とか　重要じゃないの

(きみといたいただそれだけだよ)

君と居たい　ただ　それだけだよ

(しらないしらないしりたいよほんとうは)

知らない　知らない　知りたいよ本当は

(あおいひびおれんじのなかでつぶやいたほんとうのきもちを)

青い日々　オレンジの中で　呟いた　本当の気持ちを

(またあしたもきみはわからないだろうけど)

また明日も　君はわからないだろうけど