む

(むきしつなこえがこだまするこのちいさなほしで)

無機質な声がこだまするこの小さな星で

(くずれてくかるちゃー)

崩れてくカルチャー

(もうどこにもいばしょはないの)

もうどこにも居場所はないの？

(いつしかあれはてたへヴんから)

いつしか荒れ果てたヘヴンから

(ととのいすぎたへるに)

整いすぎたヘルに

(ここがでんしのうみ)

ここが電子の海

(およいでいけないわ)

泳いでいけないわ

(まただれかがだれかがにじゅうよじのはりをすすめる)

また誰かが、誰かが二十四時の針を進める

(いまかこにもどれるなら)

今過去の戻れるなら

(ずっとあなたとすごしたい)

ずっとあなたと過ごしたい

(あわすぎたきたい)

淡すぎた期待

(かれはてたみらい)

枯れ果てた未来

(いつわりときかい)

偽りと機械

(むさいしょくなせかいで)

無彩色な世界で

(あなたにちないこと)

あなたに血、無いこと

(それだけがしんじられるの)

それだけが信じられるの

(またひらり)

またひらり

(ゆがんでくしかい)

歪んでく視界

(だれかのことばに)

誰かの言葉に

(つかれてつかれてく)

突かれて疲れてく

(まさにいきじごくね)

まさに生き地獄ね

(ふらっとしにたいわ)

♭死にたいわ

(かこでふらっといきたいわ)

過去でフラッと生きたいわ

(むじひにもひとはそのたいせつさをしらない)

無慈悲にも人はその大切さを知らない

(つかわれてくのならおぼれてもいいわ)

消費れてくのなら溺れてもいいわ

(ずっといきてた)

ずっと生きてた

(いしきはあった)

意識はあった

(すうねんまえもすうねんごでも)

数年前も数年後でも

(かわらないかいろ)

変わらない回路

(もてはやされるまえにいけ)

持て囃すされる前に逝け！

(あますぎてにがい)

甘すぎて苦い

(じいしきがひだい)

自意識が肥大

(うかれてしらんぷり)

浮かれて知らんぷり

(しょーとして)

ショートして！

(いますぐに)

今すぐに

(このまましゃっとだうんすんぜん)

このままシャットダウン寸前

(きみとでもたえられないわ)

君とでも耐えられないわ

(たやすくさき)

絶やす草木

(げんかいしがいち)

限界市街地

(おぞんそうのじかい)

オゾン層の磁界

(うたうほたるのひかり)

唄う蛍の光

(にげましょかくれましょ)

逃げましょ隠れましょ

(こわされるまえに)

壊される前に

(にじをえがいたならまずしゅくふくを)

「虹を描いたならまず祝福を。」

(あたしきかい)

「あたし機械？」

(うちらがいつわり)

「うちらが偽り？」

(いつわりときかい)

偽りと機械

(すべてむにかえしましょ)

すべて無に還しましょ

(たくさんあそんだら)

たくさん遊んだら

(あとかたづけもわすれずに)

後片付けも忘れずに

(かわりゆくじだいをながめる)

変わりゆく時代を眺める

(せきづいがふえる)

脊髄が増える

(こんなよごれたせかいで)

こんな汚れた世界で

(あなたとわらえたら)

あなたと笑えたら

(それだけでいいわ)

それだけでいいわ

(ひとはつくってこわすじつにばかね)

「人は造って壊す、実に馬鹿ね。」

(ね)

「ね？」