余花にみとれて
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歌詞(問題文)
(わたしたちがおもうよりもこのせかいはやさしくないから)
私たちが思うよりもこの世界は優しくないから
(せめてわたしくらいはあなたのそばにいたかったんだ)
せめて私くらいはあなたのそばにいたかったんだ
(ざらついたてざわりのことばであなたのことよごしたわたしは)
ざらついた手触りの言葉であなたのこと汚した私は
(みょうにめにしみるあかねいろにぬいつけられたままで)
妙に目に染みる茜色に縫い付けられたままで
(うごけないままで)
動けないままで
(きつくだきしめてくしゃくしゃになったあなたのこどくをみつけたのに)
きつく抱きしめてくしゃくしゃになったあなたの孤独を見つけたのに
(もうきずつけるばしょもないあなたのしんぞうが)
もう傷つける場所もないあなたの心臓が
(せつなくなるくらいやわらかくおとをたてて)
切なくなるくらい柔らかく音を立てて
(ひどくうんだきずをおさえながらそれでもあなたはわらっていたのでしょう)
酷く膿んだ傷を押さえながらそれでもあなたは笑っていたのでしょう
(それがどうしようもなくいやなのです)
それがどうしようもなく嫌なのです
(せめてわたしのまえではないてほしいのに)
せめて私の前では泣いてほしいのに
(ぼくたちがいきをするせかいはもうとっくにこわれていたけど)
僕たちが息をする世界はもうとっくに壊れていたけど
(それでもあなたとみたそのいろはただあまりのにもうるわしかったんだ)
それでもあなたと見たその色はただあまりのにも美しかったんだ
(あるきかたをわすれたわたしたちはどこまでおこなけるのかな)
あるき方を忘れた私たちはどこまで行けるのかな
(どこにもいきたくないのならそれでもいいよ)
どこにも行きたくないのならそれでもいいよ
(ここではなしをしようかなにもはなしたくないなら)
ここで話をしようか何も話したくないなら
(ここからみえるけしきをみていよう)
ここから見える景色を見ていよう
(なにもみたくないのならずっとこのまま)
何も見たくないのならずっとこのまま
(ふたりめをとじていようよあなたがいればいいよ)
ふたり目を閉じていようよあなたがいればいいよ
(そのからだのまんなかできしんでわれそうな)
その躰の真ん中で軋んで割れそうな
(かみころしたこえがきこえてはしりだして)
噛み殺した声が聞こえて走り出して
(わたしがいますぐそばにいくからあなたはあなたのままでまっていて)
私が今すぐそばに行くからあなたはあなたのままで待っていて
(そのゆびさきがねつがふれたぼくのしんぞうは)
その指先が体温が触れたボクの心臓は
(かくせないくらいにあなたへとおとをたてて)
隠せないくらいにあなたへと音を立てて
(ひどくただれてにごっていたそらさえ)
酷く爛れて濁っていた空さえ
(せつなくなるくらいすきとおってみえた)
切なくなるくらい透き通って見えた
(わたしたちのしんぞうがおとをたててかさなるくらいちかづいたなら)
私たちの心臓が音を立てて重なるくらい近づいたなら
(こわれたままですすんでいくせかいのなか)
壊れたままで進んでいく世界の中
(それでもふたりでいきをしている)
それでもふたりで息をしている