ジブンシ

(かれんだーをめくるたびいやけがさすごぜんにじ)

カレンダーをめくる度　嫌気がさす午前二時

(なんにもすすんでないやこうかいのよるにつかまった)

「なんにも進んでないや」　後悔の夜に捕まった

(きょうのじょうえいはかこのゆめおもしろみのないすとーりー)

今日の上映は『過去の夢』　面白みのないストーリー

(こんなもんかじんせいなんてみるんだみらいのゆめ)

「こんなもんか人生なんて」　観るんだ『未来の夢』

(ごみばこにたまってゆくやぶりすてたきのうたち)

ゴミ箱に溜まってゆく　破り捨てた昨日たち

(それすらぼくにきざまれるから)

それすら僕に刻まれるから

(なもなきとびらとこうだいなのーと)

名もなきトビラと広大な白紙

(かけてかけてかけてくあせとなみだでしわだらけさ)

駆けて駆けて駆けてく　汗と涙でシワだらけさ

(ふでなんかなくてもえがいてくめくるめくじぶんしを)

筆なんかなくても描いてく　めくるめく自分史を

(あしあとをふりかえるここがすたーとさ)

足跡を振り返る　ここがスタートさ

(あるばむをめくるたびみないふりをしていた)

アルバムをめくる度　見ないふりをしていた

(かくうのいきものかよなぞるもじがにじむ)

「架空の生き物かよ」　なぞる文字が滲む

(かがみのおくにうつるのはどこにでもいるほもさぴえんす)

鏡の奥に映るのは　どこにでもいるホモサピエンス

(それすらぼくをくるしめるけど)

それすら僕を苦しめるけど

(はてなきたびじとあいまいなごーる)

果て無き旅路と曖昧な目的

(かけてかけてかけてくころんでもたちあがってきずだらけさ)

駆けて駆けて駆けてく　転んでも立ち上がって傷だらけさ

(ゆめなんかなくてもみすえてるめくるめくじぶんしを)

夢なんかなくても見据えてる　めくるめく自分史を

(まなざしがつたえているまだおわりじゃないさ)

眼差しが伝えている　まだ終わりじゃないさ

(なもなきとびらとこうだいなのーと)

名もなきトビラと広大な白紙

(かけてかけてかけてくかけだせ)

駆けて駆けて駆けてく　駆けだせ

(とまれないぼくらとせいだいなえーる)

止まれない僕らと盛大な拍手

(あびてあびてあびてくかっこつけなんてくそくらえさ)

浴びて浴びて浴びてく　カッコつけなんてクソくらえさ

(すべなんかなくてもあがいてくめくるめくじぶんしを)

術なんかなくても足掻いてく　めくるめく自分史を

(あたまじゃわかっているほらじぶんしだいさ)

頭じゃ分かっている　ほら自分次第さ

(こどうがたかなっているこえてゆけじぶんしじょう)

鼓動が高鳴っている　超えて行け自分史上