現世回帰／心世紀×罪十罰

(だれかのこえがこだましていたむねのおく)

誰かの声が木霊していた胸の奥

(ずっとまえから)

ずっと前から

(せつなくかなしいさけびだけがうずまいた)

切なく悲しい叫びだけが渦巻いた

(のうをゆらした)

脳を揺らした

(めざめたとたんに)

目覚めた途端に

(あれくるうあらしでまどうなんぱせん)

荒れ狂う嵐で惑う難破船

(うねってながれるちしおにとう)

うねって流れる血潮に問う

(わたし、わたし、わたしは・・・)

私、私、私は…

(ふっといっしゅんみあげたそら)

ふっと一瞬見上げた空

(ぐんじょうだけはどこまでも)

群青だけはどこまでも

(すみきっていた)

澄み切っていた

(りょうてのきょむは)

両手の虚無は

(なにものでもないというあかしだ)

何者でもないという証だ

(いきをつむいだ)

息を紡いだ

(ねがったわけじゃないとしても)

願ったわけじゃないとしても

(じょじょにさえるしこう)

徐々に冴える思考

(うまれおちたらしいこと)

生まれ落ちたらしいこと

(わたしはだれだったしらない)

私は誰だった 知らない

(ａｈとめどないせかい)

ah 止めどない世界

(くるいかけたいかい)

狂いかけた異界

(いまとにかくきみにあいたいよ)

今とにかく 君に会いたいよ

(このおもいすらすべて)

この想いすら全て

(しくまれてるぷろぐらむなの)

仕組まれてるプログラムなの

(うんめいはこたえない)

運命は答えない

(はじまるりあるといういせかい)

始まる リアルという異世界

(みえないあいでんてぃてぃ)

見えないアイデンティティ

(こごえそうなからだをどうか)

凍えそうな体をどうか

(あたためてなをよんで)

あたためて 名を呼んで

(とおいむかしもねがったきがしたあいのあと)

遠い昔も願った気がした 愛の跡

(りゅうせいがおちてほのおがちをなめた)

流星が堕ちて炎が地を舐めた

(ずっとみていた)

ずっと見ていた

(うごけないままさけびさえもとけてった)

動けないまま叫びさえも溶けてった

(ほおをつたった)

頬を伝った

(かってにこころぬすまれかかれたきおく)

勝手に心盗まれ描かれた記憶

(このなみだはねぇ、だれのもの？)

この涙はねぇ、誰の物？

(わかんないのにこわれそうなほど)

分かんないのに壊れそうなほど

(いたい、いたい、いたいよ・・・)

痛い、痛い、痛いよ…

(まじりけないじゅんなよっきゅうは)

混じり気ない純な欲求は

(いきていたかった)

生きていたかった

(こどうにねをはるひごうり)

鼓動に根を張る非合理

(さよならさよならさよならみんな)

サヨナラ サヨナラ サヨナラ みんな

(しゅうまつをたそがれをほしのほうかいを)

終末を 黄昏を 星の崩壊を

(なぜせんめいにおぼえてるの)

なぜ鮮明に覚えてるの

(きっとしらないひびでも)

きっと 識らない日々でも

(もうそうにはもうできない)

妄想にはもうできない

(ほろんでゆくあわれなたましいを)

滅んでゆく哀れな魂を

(やどすままいだいたまま)

宿すまま 抱いたまま

(みちをたどるしかないのだろう)

道を辿るしかないのだろう

(あすはあすはどこ)

明日は 明日は どこ

(とめどないせかいくるいかけたいかい)

止めどない世界 狂いかけた異界

(いまとにかくきみにあいたいよ)

今とにかく君に会いたいよ

(このおもいすらすべて)

この想いすら全て

(こころにすくったかりものでも)

心に巣食った借物でも

(うそにしたくない)

嘘にしたくない

(りあるといういせかい)

リアルという異世界

(みえないあいでんてぃてぃ)

見えないアイデンティティ

(うつむいてたわたしのことを)

俯いてた私のことを

(あたためてくれたひと)

あたためてくれた人

(とおいむかしもねがったきがした)

遠い昔も願った気がした

(あいのあと)

愛の跡