ダンマパダ編集(12)1
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問題文
(あか94もろもろのみほとけの)
赤94諸々のみ仏の
(あらわれたまうのはたのしい)
現れたまうのは楽しい
(ただしいおしえをとくのはたのしい)
正しい教えを説くのは楽しい
(つどいがわごうしているのはたのしい)
集いが和合しているのは楽しい
(わごうしているひとびとがいそしむのはたのしい)
和合している人々が勤しむのは楽しい
(あか62わたしにはこがある)
赤62私には子がある
(ざいがあるとおもって)
財があると思って
(おろかなものはなやむ)
愚かなものは悩む
(しかしすでにじこがじぶんのものではない)
しかし既に自己が自分のものではない
(ましてどうしてこがじぶんのものであろうか)
ましてどうして子が自分のものであろうか
(あお34このあるものは)
青34子のあるものは
(こについてうれい)
子について憂い
(またうしのあるものはうしについてうれう)
また牛のある者は牛について憂う
(じつににんげんはしゅうちゃくするもとのものである)
実に人間は執着するもとのものである
(しゅうちゃくするものをもたないひとは)
執着するものを持たない人は
(うれうることがない)
憂うることがない
(あか133あらあらしいことばをいうな)
赤133荒々しい言葉を言うな
(いわれたひとびとは)
言われた人々は
(なんじらにいいかえすだろう)
汝らに言い返すだろう
(いかりをふくんだことばはくつうである)
怒りを含んだ言葉は苦痛である
(ほうふくがなんじのみにいたるであろう)
報復が汝の身に至るであろう
(あか125かぜにさからって)
赤125風に逆らって
(こまかいちりをなげると)
細かい塵を投げると
(そのひとにまいもどるように)
その人に舞い戻るように
(けがれのないひと)
汚れのない人
(きよくてとがのないひとをそこなうと)
清くて咎のない人を害うと
(そのわざわいはかえって)
その災いはかえって
(そのあさはかなひとにいたる)
その浅はかな人に至る
(あお662がいしんなく)
青662害心なく
(きよらかでつみけがれのないひとを)
清らかで罪汚れのない人を
(にくむからぐしゃには)
憎むから愚者には
(かならずわるいむくいがもどってくる)
必ず悪い報いが戻ってくる
(かぜにさからって)
風に逆らって
(びさいなちりを)
微細な塵を
(まきちらすようなものである)
撒き散らすようなものである