ノット・グッド・ワールド

(すくいをもとめるひとのむれ)

救いを求める人の群れ

(だれしもが)

＜誰しもが＞

(くものいとたぐりただてをのばす)

蜘蛛の糸縋りただ手を伸ばす

(きみはそのなかのひとりかい？)

キミはその中の一人かい？

(もとめてる)

＜求めてる＞

(くろくもにまうかげ)

黒雲に舞う影

(つよいものはしいたげてよわいやつはくいものに)

強い者は虐げて弱い奴は食い物に

(だれもがじぶんかってばかりさ)

誰もが自分勝手ばかりさ

(いつでもいつまでも)

いつでも いつまでも

(ａｈこのよはすべてかみさまのきせき)

Ah この世はすべて 神様の奇跡

(なにこじんはおびえなげくんだろう)

何故人は怯え嘆くんだろう

(じぶんのりえき)

自分の利益

(だれもがもとめひとりきりもとめ)

誰もが求め 一人きり 求め

(それがただしさか？)

それが正しさか？

(のっとぐっどざわーるど)

ノット・グッド・ザ・ワールド

(ちからをもとめるかいぶつたち)

力を求める怪物たち

(だれしもが)

＜誰しもが＞

(しょうたいふめいのれぞんでーとる)

正体不明のレゾンデートル

(よわさをたてにおしつぶして)

弱さを盾に押し潰して

(すくんでる)

＜竦んでる＞

(びゃくれんふみつけて)

白蓮踏みつけて

(やみのなかにあんどして)

闇の中に安堵して

(ひかりにいまおびえはじめる)

光に今怯え始める

(だれもがじぶんかってばかりさ)

誰もが自分勝手ばかりさ

(いつでもいつまでも)

いつでも いつまでも

(ａｈこのよはすべてかみさまのしれん)

Ah この世はすべて 神様の試練

(なにこじんはおびえなげくんだろう)

何故人は怯え嘆くんだろう

(じゃまものだけを)

邪魔者だけを

(しいたげていまいきられぬいま)

虐げて今 生きられぬ 今

(それがただしさか？)

それが正しさか？

(のっとぐっどざわーるど)

ノット・グッド・ザ・ワールド

(にんげんもあやしも)

人間も 妖しも

(ほとけさえいきとしいけるもの)

仏さえ 生きとし生けるもの

(すてるかみこのこころ)

捨てる神 この心

(ひろういみかちなしというなら)

拾う 意味 価値なしと言うなら

(かげにひかりひつようならば)

影に光必要ならば

(ともにすごしましょう)

共に過ごしましょう

(みなおなじつよくよわい)

皆同じ 強く弱い

(いつでもいつまでもａｈ)

いつでも いつまでも Ah

(このよはすべてかみさまのきせき)

この世はすべて 神様の奇跡

(なにこじんはおびえなげくんだろう)

何故人は怯え嘆くんだろう

(なげくのか)

＜嘆くのか＞

(いきとしいけるだれもがむみょう)

生きとし生ける 誰もが無明

(ひとりきりむみょう)

＜一人きり 無明＞

(だからおびえてなげくのだ)

だから怯えて 嘆くのだ

(でも)

＜でも＞

(このよはすべてかみさまのじごく)

この世はすべて 神様の地獄

(なにこじんはいとおしいのだろう)

何故人は愛おしいのだろう

(しくはっくだってだいじなきおく)

四苦八苦だって 大事な記憶

(いやじゃないきおく)

＜嫌じゃない 記憶＞

(もろさかかえてる)

脆さ抱えてる

(のっとばっどざわーるど)

ノット・バッド・ザ・ワールド

(わたしたちはよわきものをすくっていこう。)

私達は 脆き者を救って行こう。