YOASOBI　「セブンティーン」

(かがみうつしのような)

鏡写しのような

(うりふたつのせかいに)

瓜二つの世界に

(それぞれうまれたふたりのわたし)

それぞれ生まれた二人の私

(あるべきばしょがちがったか)

あるべき場所が違ったか

(かみさまがまちがったか)

神様が間違ったか

(おなじすがたかたちなかみはまはんたい)

同じ姿形中身は真反対

(いわかんはどうやら)

違和感はどうやら

(ずっとまえにそだってた)

ずっと前に育ってた

(ぱぱもままもだいじにおもってる)

パパもママも大事に思ってる

(だけどわたしはどうやら)

だけど私はどうやら

(ここじゃわたしじゃないから)

ここじゃ私じゃないから

(あかはあかにくろはくろにもどるの)

赤は赤に黒は黒に戻るの

(じげんをへだてたむこうがわのせかいじゃ)

次元を隔てた向こう側の世界じゃ

(きょうだってざんこくなあくまがないている)

今日だって残酷な悪魔が鳴いている

(あっちのわたしはこわがりでなきむしなの)

あっちの私は怖がりで泣き虫なの

(みてみぬふりできないから)

見て見ぬ振りできないから

(これじゃはっぴーえんどとはいかない)

これじゃハッピーエンドとはいかない

(それじゃすくいにいくねせかい)

それじゃ救いに行くね世界

(こんならんぼうなわたしをゆるして)

こんな乱暴な私を許して

(きっとやりとげるから)

きっとやり遂げるから

(これはばっとえんどなんかじゃない)

これはバットエンドなんかじゃない

(どこにいたとしてもわたしは)

どこにいたとしても私は

(そうせかいでひとりのおりじなる)

総世界で一人のオリジナル

(ほこらしくおもってくれたら)

誇らしく思ってくれたら

(うれしいな)

嬉しいな

(きょうかいのせんできりわけた)

境界の線で切り分けた

(むこうがわのせかいじゃ)

向こう側の世界じゃ

(きょうだってのんきなてんしがあくびする)

今日だって呑気な天使があくびする

(きづいてしまったあくはみのがせないから)

気付いてしまった悪は見逃せないから

(かえりみちをこうかんしよう)

帰り道を交換しよう

(わたしがきぼうになるの)

私が希望になるの

(おわかれはすこしさびしいけれど)

お別れは少し寂しいけれど

(いつかめじりにつくったきずも)

いつか目尻に作った傷も

(りふじんにたちむかったあかしだから)

理不尽に立ち向かった証だから

(いつかはっぴーえんどになるまで)

いつかハッピーエンドになるまで

(せかいをあいてにたたかうの)

世界を相手に戦うの

(こんならんぼうなわたしをあいしてくれてありがとう)

こんな乱暴な私を愛してくれてありがとう

(これはばっどえんどなんかじゃない)

これはバッドエンドなんかじゃない

(どこにいたとしてもわたしは)

どこにいたとしても私は

(あなたのゆいいつむにのおりじなる)

あなたの唯一無二のオリジナル

(ほこらしくいきるよ)

誇らしく生きるよ

(さああるべきばしょにかえろう)

さああるべき場所に帰ろう

(さよならをつげたせぶんてぃーん)

さよならを告げたセブンティーン