スノードロップ　初音ミク

(つきのきれいなよるでしたきらめいたそらのきせき)

月の綺麗な夜でした　煌めいた　空の奇跡

(いちばんぼしのまぶしさにあこがれたこどものころだっけ)

一番星の眩しさに憧れた　子供の頃だっけ

(ふたりでちかったゆめおいつづけること)

二人で誓った　夢追い続けること

(いたずらにかけだしたきみをみて)

徒に駆け出した君を見て

(みてみてむねがざわつく)

見て 見て胸がざわつく

(「あなたにはなれないわ」)

「あなたにはなれないわ」

(ふたりのこどうはかそくしていく)

二人の鼓動は加速していく

(まただめだはじめから)

またダメだ　初めから

(むいみなぶりだしへもどっていく)

無意味な振り出しへ戻っていく

(きみはただおもむろにとおくのほしぞらをえがいている)

君はただ徐に遠くの星空を描いている

(このほしはどこまでもつめたいぼくをえがいている)

この惑星はどこまでも冷たい僕を描いている

(みみをすましてたずねてみても)

耳を澄まして尋ねてみても

(そのことばはゆきのなか)

その言葉は雪の中

(おとずれないはるをねがって)

訪れない春を願って

(かさねていたきみのかげ)

重ねていた君の影

(いまはただひらひらとまいおちる)

今はただひらひらと舞い落ちる

(はなのなまえもわすれた)

花の名前も忘れた

(くりかえされるこうかいのうみをおよぐ)

繰り返される後悔の海を泳ぐ

(ねぇなかないでなかないで)

ねぇ　泣かないで　泣かないで

(がらすでほほをきる)

硝子で頬を切る

(ふりやまないゆきのなかにしずんでく)

降り止まない雪の中に沈んでく

(おもいだしてあなたには)

思い出して　あなたには

(あなたのそらがひろがってる)

あなたの空が広がってる

(つきのきれいなよるでしたきらめいたそらのきせき)

月の綺麗な夜でした　煌めいた　空の奇跡

(いちばんぼしのまぶしさにあこがれたこどものころだっけ)

一番星の眩しさに憧れた　子供の頃だっけ

(ふたりでちかったゆめおいつづけること)

二人で誓った　夢追い続けること

(いたずらにかけだしたきみをみて)

徒に駆け出した君を見て

(みてみてむねがざわつく)

見て　見て胸がざわつく

(このままじゃておくれだ)

このままじゃ手遅れだ

(ながれるじかんはかそくしていく)

流れる時間は加速していく

(あきらめろもうむりだ)

諦めろ　もう無理だ

(よわきなじぶんをほしょくしていく)

弱気な自分を捕食していく

(きみはただおもむろにとおくのほしぞらをえがいている)

君はただ徐に遠くの星空を描いている

(このほしはどこまでもつめたいうんめいがながれている)

この惑星はどこまでも冷たい運命が流れている

(そらをみあげててをのばしても)

空を見上げて手を伸ばしても

(ふれられないゆきのはな)

触れられない雪の花

(かがみのなかのぼくをえがいて)

鏡の中の僕を描いて

(こおりついたきみのほほ)

凍りついた君の頬

(とかすようにひらひらとまいおちる)

溶かすようにひらひらと舞い落ちる

(しずくをもしたはなびら)

雫を模した花びら