意味が分かると怖い話　加奈ちゃん

(むかしむかし、あるところにかなちゃんというおんなのこがいました)

昔々、あるところに加奈ちゃんという女の子がいました

(かなちゃんのおじいちゃんは、びょうきでにゅういんしており、もうさきがながくないそう。)

加奈ちゃんのおじいちゃんは、病気で入院しており、もう先が長くないそう。

(びょういんにおみまいにいったかなちゃんは、かなしそうなかおで)

病院にお見舞いに行った加奈ちゃんは、悲しそうな顔で

(「おじいちゃんいなくなるの？」とききました。)

「おじいちゃんいなくなるの？」と聞きました。

(するとおじいちゃんは、)

するとおじいちゃんは、

(おじいちゃんがしんだら、おとうさんとおかあさんといっしょにかなしんでくれるかい？)

おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒に悲しんでくれるかい？

(といいました。)

と言いました。

(かなちゃんはそれをきいて、なきながら「うん・・・でもしんじゃいやだよ」)

加奈ちゃんはそれを聞いて、泣きながら「うん…でも死んじゃいやだよ」

(とつぶやきました)

とつぶやきました

(そのごかなちゃんはいえにかえることになり、)

その後加奈ちゃんは家に帰ることになり、

(そのつぎのひに、おじいちゃんはかえらぬひととなりました。)

その次の日に、おじいちゃんは帰らぬ人となりました。

(１かげつご、とあるきじがしんぶんのすみにのりました。)

１ヶ月後、とある記事が新聞の隅に載りました。

(「いっかしんじゅう、どうきはまったくのふめい。おんなのこのなまえはさいとうかなちゃん」)

「一家心中、動機は全くの不明。女の子の名前は斎藤加奈ちゃん」