我が前へ倣え

(おうじゃのわだち)

王者の轍

(ふめばちのあじ)

踏めば血の味

(いたいけなあざでえるものはなし)

幼気な痣で得るものは無し

(わがらんせい)

我が乱世

(しんぞうがさけようが)

心臓が裂けようが

(かなわぬならだんぜんきょうだ)

叶わぬなら断然凶だ

(ぜんのうがくっすればおんのじなんのか)

全能が屈すれば御の字なんのか

(だいだらだ)

だいだらだ

(つらねるたばねるもさにはけいいをはらい)

連ねる束ねる猛者には敬意を払い

(いたれりつくせり)

至れり尽くせり

(このばしょにはちははかない)

この場所には血は吐かない

(まなびのないいたみはない)

学びのない痛みはない

(えらべることこそみょうり)

選べる事こそ冥利

(ごんげ)

権化

(かかげたｄｏｐｅなはいかに)

掲げたDOPEな配下に

(あがるこきゅうもどうきもばいかに)

上がる呼吸も動悸も倍加に

(いつかさかえたじょうしゃもはいたい)

いつか栄えた盛者も敗退

(ふとどきものがいきるせかいはここで)

不届き者が生きる世界は此処で

(ひとなみあっかんべにごんはないね)

人並みあっかんべ二言はないね

(うつくしくちるもだんねん)

美しく散るも断念

(まえへならえ)

前へ倣え

(まちがいじゃないあんねい)

間違いじゃない安寧

(くびあらったんでおごりはないね)

首洗ったんで驕りはないね

(ちりゆくこうぞくぼうれい)

散りゆく後続亡霊

(まえへならべ)

前へ並べ

(さいぜんのだんがんへ)

最前の弾丸へ

(くだけたやいばに)

砕けた刃に

(じせきのねんだってごうだってくらう)

自責の念だって業だって喰らう

(いくぶんまえより)

幾分前より

(ましだとしんぞうがみゃくをうつ)

マシだと心臓が脈を打つ

(わがらんせい)

我が乱世

(みずからにかすちへどをｃｏｎｔｉｎｕｅ)

自らに課す血反吐をContinue

(いのるだけやめやめはいどりる)

祈るだけやめやめはいドリル

(のきなみだんらんいろどるばんさん)

軒並み団欒彩る晩餐

(をよこめにはがゆさをなぞる)

を横目に歯痒さをなぞる

(ゆだるｎｏｗａｙぐだるｏｎｅｗａｙ)

茹だるNo wayグダるOne way

(うまくいかないの)

上手くいかないの

(きらわれそうみみわれそう)

嫌われそう耳割れそう

(いいからいまだけびみだけを)

いいから今だけ美味だけを

(どなってしまえばいい)

怒鳴ってしまえばいい

(しかれたぼんぶはたいらに)

敷かれた凡夫は平らに

(いまにさきいくぜんしゃはだいなり)

今に先行く前者は大なり

(ゆえにそだてたぎょうぎがまっかに)

故に育てた行儀が真っ赤に

(まさにえらばれなければむぞうさに)

正に選ばれなければ無造作に

(まことにあっぱれおもわれたくて)

誠に天晴思われたくて

(なのるはおさなきどうけ)

名乗るは幼き道化

(まえへならえ)

前へ倣え

(まちがいじゃないよ)

間違いじゃないよ

(さるまねあっかんべ)

猿真似あっかんべ

(わがものなったんでここからだって)

我が物なったんでここからだって

(いいきかせるわがごうれい)

言い聞かせる我が号令

(まえへならべ)

前へ並べ

(さいぜんのだんがんへ)

最前の弾丸へ

(くだけたやいばに)

砕けた刃に

(じせきのねんだってごうだってくらう)

自責の念だって業だって喰らう

(いくぶんまえよりましだとしんぞうがみゃくをうつ)

幾分前よりマシだと心臓が脈を打つ

(おうじゃのわだち)

王者の轍

(ふんだものがち)

踏んだ者勝ち

(きみのようになりたいとねがったおはなし)

君のようになりたいと願ったお話