ジェンガ

(ふたしかなかんじょうつみかさねたあいじょうにげたものがちのかけひきのげーむ)

不確かな感情　積み重ねた愛情　逃げた者勝ちの　駆け引きのゲーム

(うしなうことでてにいれたものに、なにのいみがあるのかな？)

失うことで手に入れたものに、何の意味があるのかな？

(きづかないふりきずつかないふりうそをつくことでしんじつをまもった)

気づかないフリ　傷つかないフリ　嘘をつくことで真実を守った

(いきばをなくしたじぶんのこころは、どこにかさねればいいの？)

行き場を無くした自分のココロは、どこに重ねればいいの？

(てさぐりでさがしもとめたぼくらがえらぶべきみらい)

手探りで捜し求めた　僕らが選ぶべき未来

(ぬきとったそのすきまからきみのなみだがみえたきがした)

抜き取ったその隙間から　君の涙が見えた気がした

(ふたりのめのまえでもろくくずれさってしまったんだ)

二人の目の前で脆く　崩れ去ってしまったんだ

(むなしくてくやしくてまだみとめたくないけど)

虚しくて　悔しくて　まだ認めたくないけど

(じかんをまきもどせるならであうまえのふたりへ)

時間を巻き戻せるなら　出会う前の二人へ

(うたがいもしなかったあのころのぼくらがむごんでちらばっている)

疑いもしなかった　あの頃の僕らが　無言で散らばっている

(きみのこころがきずつかないようにじぶんのことをきずつけないように)

君のココロが傷つかないように　自分のことを傷つけないように

(さよならつげたあのときのぼくは、うまくわらえてたのかな？)

サヨナラ告げたあの時の僕は、上手く笑えてたのかな？

(きっとぼくらいつでもこんなふうにごまかしながらすごした)

きっと僕らいつでもこんな風に　誤魔化しながら過ごした

(つみかさなったいくつものむじゅんにおしつぶされそうになっていたのに)

積み重なった幾つもの矛盾に　押し潰されそうになっていたのに

(かさねあったかぎりあるじかんをまるでえいえんみたいにかたちづくって)

重ねあった限りある時間を　まるで永遠みたいに形造って

(みらいを、ゆめみていた)

未来を、夢見ていた

(ふたりのめのまえでもろくくずれさってしまったんだ)

二人の目の前で脆く　崩れ去ってしまったんだ

(むなしくてくやしくてまだみとめたくないけど)

虚しくて　悔しくて　まだ認めたくないけど

(じかんはざんこくになんどでもくりかえしていくんだろう)

時間は残酷に何度でも　繰り返していくんだろう

(たのしかったきおくさえきえてしまうまえに)

楽しかった記憶さえ　消えてしまう前に

(きみとぼくのぴーすをもういちどひろいあつめるよ)

君と僕のピースを　もう一度　拾い集めるよ