結ンデ開イテ羅刹ト骸-retake ver.-

ハチ『OFFICIAL ORANGE』T-5;米津玄師
無邪気というだけで、何でも許されてしまう。(作者コメ)
2010年11月14日に自主制作で発売された『OFFICIAL ORANGE』は、同年2月7日に自主制作で発売されハチのオリジナルアルバム『花束と水葬』に次いで、同人で発売された。そして、2013年10月23日復刻リイシューとして全国流通で再リリースされた。
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歌詞(問題文)
((さあさあこよいもぶれいこう)
(さあさあ今宵も無礼講
(ごくそつしゅうすらまきこんで)
獄卒衆すら巻き込んで
(うたげのせにてなりさがるは)
宴の瀬にて成り下がるは
(じゅんしんむくゆえしつのわるい)
純真無垢故質の悪い
(あくぎゃくひどうにございます))
悪虐非道に御座います)
(かたあしなくしたねこがわらう)
片足無くした猫が笑う
(「そこいくおじょうさんあそびましょ」)
「ソコ行ク御嬢サン遊ビマショ」
(くびわにつながるあかいひもは)
首輪に繋がる赤い紐は
(かたあしのかわりになっちゃいない)
片足の代わりになっちゃいない
(ややややいやいやいや)
や や や や 嫌 嫌 嫌
(れつなすそとばのむれがうたう)
列成す卒塔婆の群れが歌う
(「そこいくおじょうさんおどりりましょ」)
「ソコ行ク御嬢サン踊リマショ」
(あしもとひそかにさいたはなは)
足元密かに咲いた花は
(しかめっつらしてはぐちってる)
しかめっ面しては愚痴ってる
(はらをみせたこいのぼり)
腹を見せた鯉幟
(はらんだのはされこうべ)
孕はらんだのは髑髏
(やいやいあそびにいこうか)
やい やい 遊びに行こうか
(やいやいわらえやわらえ)
やい やい 笑えや笑え
(らいらいむすんでひらいて)
らい らい 結んで開いて
(らいらいらせつとむくろ)
らい らい 羅刹と骸
(ひとつふたつみっつでまたひらいて)
一つ二つ三つで また開いて
(いつつむっつななつでそのてをうえに)
五つ六つ七つで その手を上に
(まつのきにはくびわでちゅうぶらりんりん)
松の木には首輪で 宙ぶらりんりん
(みなみなみなでむすびましょ)
皆皆皆で 結びましょ
((くだらぬよきょうはてをたたき、)
(下らぬ余興は手を叩き、
(ざしきのいろりにくべさらせ))
座敷の囲炉裏に焼べ曝せ)
(げせんなうわばみぼぜんでいく)
下賤な蟒蛇墓前で逝く
(たかりだすしんぞくあらそいそい)
集り出す親族争いそい
(「せいぜんかれとやくそくしたぞ」)
「生前彼ト約束シタゾ」
(うそぶくもしにんにくちはなし)
嘯くも死人に口は無し
(ややややいいやいや)
や や や や 嫌 嫌 嫌
(かってうれしいはないちもんめ)
かって嬉しいはないちもんめ
(つぎつぎとうられるかわいこちゃん)
次々と売られる可愛子ちゃん
(さいごにのこるはげひんなぶす)
最後に残るは下品な付子
(だれにもしられずにないている)
誰にも知られずに泣いている
(やいやいいたずらしようか)
やい やい 悪戯しようか
(やいやいおどれやおどれ)
やい やい 踊れや踊れ
(らいらいむすんでひらいて)
らい らい 結んで開いて
(らいらいらせつとむくろ)
らい らい 羅刹と骸
(みっつふたつひとつでいきをころして)
三つ二つ一つで 息を殺して
(ななつやっつとううでまたむすんで)
七つ八つ十で また結んで
(たたらさえもたえかねやけどをせおい)
高殿さえも耐え兼ね 火傷を背負い
(ねこはあけたふすまをしめていく)
猫は開けた襖を閉めて行く
(けっきょくみなさまたにんごとけっきょくみなさまたにんごと)
結局皆様他人事 結局皆様他人事
(けっきょくみなさまたにんごとけっきょくみなさまたにんごと)
結局皆様他人事 結局皆様他人事
(けっきょくみなさまたにんごとけっきょくみなさまたにんごと)
結局皆様他人事 結局皆様他人事
(たにんのふこうはしらんぷり!)
他人の不幸は 知らんぷり!
(やいやいこづくりしようか)
やい やい 子作りしようか
(やいやいよまえやよまえ)
やい やい 世迷えや世迷え
(らいらいいろはにほれぼれ)
らい らい イロハニ惚れ惚れ
(らいらいらせつとむくろ)
らい らい 羅刹と骸
(ひとつふたつみっつでまたひらいて)
一つ二つ三つで また開いて
(いつつむっつななつでそのてをうえに)
五つ六つ七つで その手を上に
(とりがないてしまわぬうちにはらへら)
鳥が泣いてしまわぬ 内にはらへら
(ひとつふたつみっつでまたあした)
一つ二つ三つで また明日
((あっきらせつのごとくそののどたけらせ、)
(悪鬼羅刹の如くその喉猛らせ、
(あばれるうわばみのいきちをすする。)
暴れる蟒蛇の生き血を啜る。
(すべてはうつろうのでございます。)
全ては移ろうので御座います。
(いまこうしているあいだにも、さまざまなものが。)
今こうしている間にも、様々なものが。
(はて、なんのはなしをしていたかな?)
はて、何の話をしていたかな?
(まあ、そんなよたばなしはおわりにしましょう。)
まあ、そんな与太話は終わりにしましょう。
(さあ、おてをはいしゃく。))
さあ、お手を拝借。)
(ひとつふたつみっつでまたあした)
一つ二つ三つで また明日