MONOLOG／9Lana × AKUGETSU

(よぞらってきれいなんだきみをみあげてきづいた)

夜空って綺麗なんだ 君を見上げて気づいた

(すこしのあいだだけこのままがいいや)

少しの間だけ このままがいいや

(ひとみにいるはずだったぼくはむしょくとうめいだ)

瞳にいるはずだった僕は無色透明だ

(すこしとはいわずにこのままいよう)

少しとは言わずにこのままいよう

(とおいよせのびをしてもとおいよ)

遠いよ 背伸びをしても遠いよ

(ほおをなぞったほしはてをすりぬけた)

頬をなぞった星は手をすり抜けた

(とどかなけりゃもういみがないな)

届かなけりゃもう意味が無いな

(こえやうでも”これから”もぜんぶてばなそうか)

声や腕も"これから"も全部手放そうか

(ながいよるにちょうどあきてきたところだから)

ながい夜にちょうど飽きてきたところだから

(”とん”とかかとをおろしてくつひもをゆるめるんだ)

"とん"と踵を下ろして靴紐を緩めるんだ

(しょいこんだひかりをいっこずつおくようにして)

背負い込んだ希望を一個ずつ置くようにして

(しおりやおりめはせずにとじようはいらいとはもうすぎた)

しおりや折り目はせずに閉じよう ハイライトはもう過ぎた

(わからずやのきみはどうおもうのだろう)

わからずやの君はどう思うのだろう

(みせてよものがたりのつづきを)

見せてよ 物語の続きを

(さぁじゅんびができそうだかぜをよぼう)

さぁ準備が出来そうだ 風を呼ぼう

(わかってないのはきみじゃないか)

わかってないのは君じゃないか

(ありったけのこえでよんだってとどかないや)

ありったけの声で呼んだって届かないや

(ぼくらこんなにもちかくにいてばかみたいだ)

僕らこんなにも近くにいて 馬鹿みたいだ

(どこにもいかないでいて・・・)

どこにもいかないでいて…

(ここにいるのにどうして・・・)

ここにいるのにどうして…

(もしもこのよるがあけたのなら)

もしもこの夜が明けたのなら

(ものがたりがとぎれたのなら)

物語が途切れたのなら

(そのときにはあのばしょでおちあい)

そのときにはあの場所で落ち合い

(ふたりまたつづきをしよう)

二人また続きをしよう

(もしもこのよるがあけたのなら)

もしもこの夜が明けたのなら

(ものがたりがとぎれたのなら)

物語が途切れたのなら

(そのときにはあのばしょでおちあい)

そのときにはあの場所で落ち合い

(ふたりまたつづきをしよう)

二人また続きをしよう

(このままじゃぼくらものろーぐだ)

このままじゃ僕らモノローグだ

(そらしためをあわさなきゃならないや)

逸らした目を合わさなきゃならないや

(このさきもきみがあすをつむげるようにずっとここでいうよ)

この先も君が明日を紡げるようにずっとここで云うよ

(ちゃんときこえていたんだ・・・)

ちゃんと聞こえていたんだ…

(なにもいわなくていいさ)

なにも言わなくていいさ

(ぼくらなりのいまをあるいてみよう)

僕らなりの今を歩いてみよう