ラブレター

(すきになってしまいました)

好きになってしまいました

(そういえたらわたしはどれだけ)

そう言えたら私はどれだけ

(らくになれたのでしょう)

楽になれたのでしょう

(あなたはわらうかな)

あなたは笑うかな

(いやちがうかなこまってしまうな)

いや違うかな困ってしまうな

(そんなゆめにふけった)

そんな夢に耽った

(だれもしらないあなたがほしい)

誰も知らないあなたが欲しい

(だれもがしるあなただからいい)

誰もが知るあなただからいい

(だれのためにもならないねがい)

誰のためにもならない願い

(わたしはただのわるいこわるいこ)

私はただの悪い子悪い子

(きえたいきえたいきえたいきえたいの)

消えたい消えたい消えたい消えたいの

(いっそこなごなにでも)

いっそ粉々にでも

(なってしんぞうのおくに)

なって心臓の奥に

(ささってもっとあなたといっしょ)

刺さってもっとあなたと一緒

(きえないきえないきえないきえないよ)

消えない消えない消えない消えないよ

(ずっとおもっていたんだもの)

ずっと想っていたんだもの

(あなたのすきになればなるほど)

あなたの好きになればなるほど

(わたしのきらいなわたしになって)

私の嫌いな私になって

(あなたをきらいになればなるほど)

あなたを嫌いになればなるほど

(わたしはしんでいく)

私は死んでいく

(もしもねがいがかなうのなら)

もしも願いが叶うのなら

(あなたとそいとげたい)

あなたと添い遂げたい

(さいごのひとかけらでありたい)

最後の一片でありたい

(あなたがわらうのなら)

あなたが笑うのなら

(じゃまなものはもやしてとかして)

邪魔なものは燃やして溶かして

(あのこうえんにでもうめるわ)

あの公園にでも埋めるわ

(がめんのなかのあなたがほしい)

画面の中のあなたが欲しい

(だれもがしるあなただからいい)

誰もが知るあなただからいい

(だれのためでもないこのねがい)

誰のためでもないこの願い

(あなたはわたしのおもいじんおもいじん)

あなたは私の想い人想い人

(きえたいきえたいきえたいきえたいの)

消えたい消えたい消えたい消えたいの

(いっそこまぎれにでも)

いっそ細切れにでも

(なっていつものしょくたくに)

なっていつもの食卓に

(ならんでもっと)

並んでもっと

(あなたといっしょ)

あなたと一緒

(きえないきえないきえないきえないよ)

消えない消えない消えない消えないよ

(ずっとおもっていたんだもの)

ずっと想っていたんだもの

(あなたをすきになればなるほど)

あなたを好きになればなるほど

(わたしはわたしがきらいになって)

私は私が嫌いになって

(あなたをきらいになれるほどもう)

あなたを嫌いになれるほどもう

(わたしはわらえていない)

私は笑えていない

(ほんもののあいってなんだ)

本物の愛ってなんだ

(おしえてよ)

教えてよ

(わたしいいこじゃないの)

私、いい子じゃないの

(だからこえもかみもはだもいっそ)

だから、声も髪も肌もいっそ

(らいせごともやしてしまおう)

来世ごと燃やしてしまおう

(もやしてしまおうねえ)

燃やしてしまおうねえ

(ほらやっとわたしをみつけてくれた)

ほらやっと私を見つけてくれた

(きえたいきえたいきえたいきえたいの)

消えたい消えたい消えたい消えたいの

(いっそこなごなにでも)

いっそ粉々にでも

(なってしんぞうのおくにささってもっとあなたといっしょ)

なって心臓の奥に刺さってもっとあなたと一緒

(きえないきえないきえないきえないよ)

消えない消えない消えない消えないよ

(ずっとおもっていたんだもの)

ずっと想っていたんだもの

(あなたのすきになればなるほど)

あなたの好きになればなるほど

(わたしのきらいなわたしになって)

私の嫌いな私になって

(あなたをきらいになればなるほど)

あなたを嫌いになればなるほど

(わたしはしんでいく)

私は死んでいく

(あなたのこころにいたいの)

あなたの心にいたいの

(あなたのこころにいたいの)

あなたの心にいたいの

(あなたのこころにいたいの)

あなたの心にいたいの

(あなたのなかがみたいの)

あなたの中がみたいの

(ねえ)

ねえ

(あなたをあいしている)

あなたを愛している