ピエロ　マルシィ

(てばなすべきこいだよね)

手放すべき恋だよね

(ておくれなほどむちゅうにさせといて)

手遅れなほど夢中にさせといて

(つみのおもさわからないなら)

罪の重さ分からないなら

(つめをはいでわびてあいして)

爪を剥いで詫びて愛して

(つかのまのしあわせならいらない)

束の間の幸せならいらない

(しんをくったあいしてるをちょうだい)

心を喰った愛してるを頂戴

(あじがしなくなるまでわけあいたい)

味がしなくなるまで分け合いたい

(じごくあじのきすをしよう)

地獄味のキスをしよう

(もとどおりにはもどれない)

元通りには戻れない

(きみにおぼれた)

君に溺れた

(さらってよわたしのみらいごと)

攫ってよ　私の未来ごと

(もうなきたくないないないないない)

もう泣きたくない ない ない ない ない

(ほどいてよ)

解いてよ

(わたしじゃないのならいらないよ)

私じゃないのなら　いらないよ

(けっきょくぴえろになるなんて)

結局ピエロになるなんて

(もともこもないはなし)

元も子もない話

(はながさいたらかれてくだけ)

花が咲いたら枯れてくだけ

(かれるためにそだてたみたいだね)

枯れるために育てたみたいだね

(いろをなくしたあいのざんがい)

色をなくした愛の残骸

(かれはてたはなたばそえて)

枯れ果てた花束添えて

(はりせんぼんじゃたらないね)

針千本じゃ足らないね

(わかっていながらすごすよるを)

分かっていながら過ごす夜を

(すきときらいおうふくしながら)

好きと嫌い往復しながら

(ありきたりなことばにだまされてあげてるの)

ありきたりな言葉に騙されてあげてるの

(いつかはふたりでなんてゆめ)

いつかは2人でなんて夢

(こいびとみまんのこいだったね)

恋人未満の恋だったね

(にがみとあまみにいぞんして)

苦味と甘味に依存して

(まちうけているけつまつはね)

待ち受けている結末はね

(わかれというなのでざーとで)

別れという名のデザートで

(いつかはいっしょにのみほして)

いつかは一緒に飲み干して

(なみだをそえてごちそうさましようね)

涙を添えてご馳走様しようね

(つかのまのしあわせならいらない)

束の間の幸せならいらない

(しんをくったあいしてるをちょうだい)

心を喰った愛してるを頂戴

(あじがしなくなるまでわけあいたい)

味がしなくなるまで分け合いたい

(じごくあじのきすをしよう)

地獄味のキスをしよう

(もとどおりにはもどれない)

元通りには戻れない

(きみにおぼれた)

君に溺れた

(あいしてた)

愛してた

(さらってよわたしのみらいごと)

攫ってよ　私の未来ごと

(こころだけもっていかないで)

心だけ持っていかないで

(ほどいてよ)

解いてよ

(わたしじゃないのならいらないよ)

私じゃないのなら　いらないよ

(きすもやさしさもおもいでも)

キスも優しさも思い出も

(わすれようさよなら)

忘れようさよなら

(はながさいたらかれてくだけ)

花が咲いたら枯れてくだけ

(かれるためにそだてたみたいだね)

枯れるために育てたみたいだね

(いろをなくしたあいのざんがい)

色をなくした愛の残骸

(かれはてたはなたばそえて)

枯れ果てた花束添えて