パケットヒーロー

(つたうぬくもりやきついたゆめごこち)

つたう温もり、焼き付いた夢心地

(かみつくようにふれあって)

噛みつくように触れ合って！

(だれもしんじないあてもないみらい)

誰も信じない当てもない未来

(しんじゃうまでつよくかんじたいなってさあ)

死んじゃうまで強く感じたいな…ってさあ、

(おかしーな)

おかしーな、

(きみのこわさにふれたいよ)

君の怖さに触れたいよ。

(はりさけるおもいこいとはりかえていけ)

張り裂ける思い、恋と貼り替えていけ！

(くだらないたからものだからこそ)

くだらない「タカラモノ」だからこそ

(すなおにはてばなせないんだな)

素直には手放せないんだな。

(ふとんのなかありったけのこどう)

布団の中　ありったけの鼓動、

(きょうもごみにしていた)

今日もゴミにしていた？

(だいたいかわらないあさいくりかえし)

だいたい変わらない、浅い繰り返し

(ほんのうてきにしくじって)

本能的にしくじって！

(だれもかえれないあてもないみらい)

誰も帰れない当てもない未来

(ないちゃうまでふかくかんじたいなってさあ)

ないちゃうまで深く感じたいな…ってさあ、

(かわいーな)

かわいーな、

(きみのよわさがめでたいよ)

きみの弱さが愛でたいよ。

(いっそのこととあきらめるきみがすき)

「いっそのこと…」と諦める君が好き！

(とまりそうだいきのねききとれない)

止まりそうだ息の音　聞き取れない

(なにがしたいのかわかれないんだな)

何がしたいのか　わかれないんだな、

(おもいだすとつかれちゃうのだ)

思い出すと疲れちゃうのだ

(てをはなさないでね)

手を離さないでね？

(たったひとつだけまもっていたあかしをすぱっときって)

たった一つだけ守っていた証をすぱっと切って

(みかえりめがけてこじあけていた)

見返り目掛けて　こじ開けていた？

(つまらないきょうびつまるきょりみはってないで)

つまらない今日日、詰まる距離見張ってないで

(いまやっときづいたんだ)

今、やっと気付いたんだ、

(ぱっくりあいたきずぐちに)

ぱっくりあいた傷口に！

(めいきんぐどうがおっかけてつたないことばをはきかけよう)

メイキング動画追っかけて 拙い言葉を吐きかけよう

(できっくおふだこうはんせんくたびれたほをはりますと)

…で、キックオフだ後半戦　くたびれた帆をはりますと、

(まさかまさかのひあがったふていきこうろ)

まさかまさかの干上がった不定期航路

(あいたきずぐちがふさがらないなあ)

あいた傷口が塞がらないなあ…

(ほんしょうわからない)

本性わからない！

(いたいとこばっかかんどうてきにいじくって)

痛いとこばっか　感動的にいじくって。

(ながつづきしないなまぬるいめまい)

長続きしない生ぬるい眩暈

(こわれるまでつかりつかりたいなあってさあ)

壊れるまで漬かり浸かりたいなあ…ってさあ、

(うれしーな)

うれしーな。

(きらわれたってしあわせだ)

嫌われたって幸せだ、

(だいすきだよとうつむくきみがすき)

「大好きだよ…」とうつむくきみが好き

(でさあ)

…でさあ、

(どうしよう)

どうしよう？

(こうしようか)

…こうしようか！

(そこにねっとりあふれたむじゃきさだってさ)

そこに　ねっとり溢れた無邪気さだってさ

(ぐったりやぶれてきえうせるなら)

ぐったり破れて消え失せるなら、

(こっそりこころをきつくしばってみせる)

こっそり心を　きつく縛ってみせる！

(せっせっせっせっせとれでぃーふぉーゆあらぶ)

セッセッセッセッセ…と、れでぃーふぉーゆあらぶ

(なみだめはきだめかわりばえのりゆう)

涙目掃き溜め代わり映えの理由、

(ききたくないいたいいたいないていたい)

聞きたくない。痛い痛い泣いていたい

(あまったるいこえにおいにむちゅう)

甘ったるい声、匂いに夢中

(ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅでれでぃーふぉーゆあらぶ)

ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅ…で、れでぃーふぉーゆあらぶ

(たったひとつだけだまっていたひみつをきりひらいて)

たったひとつだけ黙っていた秘密を切り開いて

(なまきずだらけのあいをうむんだ)

生傷だらけの愛を生むんだ？

(つまらないきょうびつまるきょりみはってないで)

つまらない今日日、詰まる距離見張ってないで

(いまやっときづいたんだ)

今、やっと気付いたんだ、

(ざっくりさけたひだりむね)

ざっくり裂けた左胸！

(あいとかいうものをおっかけてどぎついいたみによいしれよう)

愛とかいうものを追っかけて　どぎつい痛みに酔いしれよう、

(だれかれかまわずこえかけてちにつくあしをさがしている)

誰彼構わず声かけて　地に着く足を探している

(こじれきったゆめそぎとってからっぽだったわたし)

こじれきった夢　削ぎ取って空っぽだった私、

(あのひからおとなになったみたい)

あの日から、おとなになったみたい。

(いつまでないていたい)

いつまで泣いていたい…？

(なにもわかっていない)

「何もわかっていない！」