しおり

(えいがのわんしーんのようものくろなきおくのせいで)

映画のワンシーンの様　モノクロな記憶のせいで

(おもわずこうそくをとばしたかんじょうもかくさず)

思わず　高速を飛ばした　感情も隠さず

(ともだちもこいびともらいばるもいまはかこのひと)

友達も恋人もライバルも　今は過去の人

(きずなとよべるもんがぼくらにはたしかにあったんだ)

絆と呼べるもんが　僕らには確かにあったんだ

(あのころよりくらしはましなのに)

あの頃より暮らしはましなのに

(せつなくなるのはそうゆめをかたりあえたころにもどれないから)

切なくなるのは　そう夢を語りあえた頃に戻れないから

(ぼくらわらってうたってしんじあえたとまどいかかえながら)

僕ら　笑って歌って　信じ合えた　戸惑い抱えながら

(いつまでもとどまれないから)

いつまでも　留まれないから

(こころのしおりをはさんではあえるひまでとちかいあって)

心の栞を挟んでは　会える日までと誓い合って

(そしていまではいきをきらしてさがしているんだ)

そして今では　息を切らして探しているんだ

(ふるびたつくえにきざまれたゆめやれんあいかんは)

古びた　机に刻まれた夢や恋愛観は

(あおくさくてしょっぱくてでもちからづよくもあって)

青臭くて　しょっぱくて　でも力強くもあって

(うまくいかないことばっかのまいにちだったけど)

上手くいかない事ばっかの毎日だったけど

(いまよりいきるいたみなどかんじなくて)

今より生きる痛みなど　感じなくて

(たしかなものばかりをえらぶよりふたしかでもかがやくあのひのかげ)

確かなものばかりを選ぶより　不確かでも輝くあの日の影

(かえらぬひびおもいだしては)

帰らぬ日々　思い出しては

(いつだってわらってうたってしんじあえたとまどいかかえながら)

いつだって　笑って歌って　信じ合えた　戸惑い抱えながら

(たとえぼくらはなれたとしてもさみしさにくれても)

例え僕ら　離れたとしても　寂しさに暮れても

(みつければあのかがやきすぐにとりもどせるきがした)

見つければ　あの輝き　すぐに取り戻せる気がした

(いまでもいろあせないゆめつかむ)

今でも　色褪せない夢　掴む

(どれくらいとしをかさねてもゆめがくたびれても)

どれくらい歳を重ねても　夢がくたびれても

(ぼくらだけがしるあのしおりはきっとわすれないから)

僕らだけが知るあの栞は　きっと忘れないから

(わらってうたってしんじあえたとまどいかかえながら)

笑って歌って　信じ合えた　戸惑い抱えながら

(いつまでもとどまれないから)

いつまでも　留まれないから

(こころのしおりをはさんではあえるひまでとちかいあって)

心の栞を挟んでは　会える日までと誓い合って

(そしていまではいきをきらしてさがしているんだ)

そして今では　息を切らして探しているんだ