義

(こっそりしまったきみのゆめきみのゆめ)

こっそりしまった君の夢

(じつにいちずでありふれたねがい)

実に一途でありふれた願い

(じっとりねばったけつえきはけつえきは)

じっとり粘った血液は

(きみのくちびるとかわらない)

きみの唇と変わらない

(ぱっくりひらいたきずぐちはきずぐちは)

ぱっくり開いた傷口は

(ついかんばんまでつらぬいて)

椎間板まで貫いて

(すっかりさめきったからだは)

すっかり冷めきった体は

(かなしみは)

かなしみは

(うちすてられてどろだらけ)

打ち捨てられて泥だらけ

(せいばい)

成敗！

(じこけんじてきなきょうつうと)

自己顕示的な共通と

(じしんまんまんなせいかくと)

自信満々な性格と

(じがじさんじこうじだい)

自画自賛　自高自大

(はったりかましていきていこう)

ハッタリかまして生きていこう

(さいかい)

再会！

(じこぎせいてきなきょうつうと)

自己犠牲的な共通と

(じじょうじばくなせいかくと)

自縄自縛な性格と

(じこけんおじぼうじき)

自己嫌悪　自暴自棄

(ばっさりきりたおしていきのころう)

バッサリ斬り倒して生き残ろう

(さんざんにさわってたたいてわらいあったね)

散々に触って叩いて笑いあったね

(たったすうふんで)

たった数分で

(こんなにせつないおもいでが)

こんなに切ない思い出が

(くびをしめてる)

首を絞めてる

(やさしいおわりにみをまかせて)

優しい終わりに身を任せて

(あらたなしにざまをきざもうか)

新たな死に様を刻もうか

(あおいそらにあいをこめて)

青い空に愛を込めて

(あっさりついえたきみのみらい)

あっさり潰えた君の未来

(しんでしまうとはなさけない)

死んでしまうとは情けない

(さっぱりとろけたおしろいは)

さっぱり蕩けたオシロイは

(むかんじょうなひょうじょうとおそろい)

無感情な表情とお揃い

(かっさい)

喝采！

(じだいしゅぎかかげるぼくと)

事大主義掲げるぼくと

(たんびしゅぎささげたきみは)

耽美主義捧げたきみは

(しゃせいしゅぎへいわしゅぎ)

舎生取義　平和主義

(ちょっぴりきがあうみたい)

ちょっぴり気が合うみたい

(さいかい)

再会！

(じこぎせいてきなきょうつうと)

自己犠牲的な共通と

(じじょうじばくなせいかくと)

自縄自縛な性格と

(じこけんおじぼうじき)

自己嫌悪　自暴自棄

(ばっさりきりたおしていきのころう)

バッサリ斬り倒して生き残ろう

(ほんとうにほんとうに)

本当に本当に

(だきしめていたかっただけなのに)

抱きしめていたかっただけなのに

(ほんとうにほんとうに)

本当に本当に

(わらっていたかっただけなのに)

笑っていたかっただけなのに

(あおいそらにあいをこめて)

青い空に愛を込めて

(あっちむいてほい)

あっちむいてほい

(きみはぼくのできそこないだったのさ)

きみはぼくの出来損ないだったのさ

(じだいおくれだ)

時代遅れだ

(いまだにめめしくけだかさをかくしもってさ)

未だに女々しく気高さを隠し持ってさ

(もうみじめなけつまつしかのこっていないから)

もう惨めな結末しか残っていないから

(これでおしまいにしようか)

これでお終いにしようか

(かならずしあわせにするから)

必ず幸せにするから

(ほんとに)

ほんとに

(みじかいあいだだったよね)

短い間だったよね

(てあそびは)

手遊びは

(さびしくはってたきょせいがきみを)

寂しく張ってた虚勢がきみを

(おいつめていた)

追い詰めていた

(ゆっくりさめてくゆめをだきながら)

ゆっくり醒めてく夢を抱きながら

(ぼくにころされてくれないか)

ぼくに殺されてくれないか

(きみをあいしているんだ)

君を愛しているんだ。