デコグラデーションタイピング！

(ぼくのふかくで)

ぼくの深くで

(きみはことばをまっていたんだ（まっていたんだ）)

きみは言葉を待っていたんだ (待っていたんだ)

(たおれないようにのばした)

倒れないように伸ばした

(ねがいにこたえていくだけだよ（こたえていくだけ）)

願いに応えていくだけだよ (応えていくだけ)

(あたえることしかできないよ（ないよ）)

与えることしかできないよ (ないよ)

(すきまからみえたそらもようのように)

隙間から見えた空模様のように

(ぼくのいろじゃなくても)

ぼくの色じゃなくても

(すてきにきこなせるよ)

素敵に着こなせるよ

(きみのしかいのぼくは)

きみの視界のぼくは

(なにのいろにみえますか)

何の色に見えますか

(はりめぐらしたせんさーで)

張り巡らしたセンサーで

(りゆうもなくすきになったんでしょ)

理由もなく好きになったんでしょ

(なみだをとどけるから)

涙を届けるから

(いしょうをまといまっていてくれ)

衣装を纏い 待っていてくれ

(かぜをひくまでぬれたかおに)

風邪をひくまで 濡れた顔に

(ふれることができたらいいのにな)

触れることが できたらいいのにな

(あたしのいろはだれかのことば)

あたしのいろは だれかのことば

(うけとるためにはなをさかせるの)

うけとるために はなをさかせるの

(なみだかれたらむげんきゅうかへ)

なみだかれたら むげんきゅうかへ

(ｈｅ－ｈｅ)

He-he

(ぼくはめをあいてくちをあけ)

ぼくは目を開いて口を開け

(いきをしないでいろをのむ（のむ）)

息をしないで色を飲む (飲む)

(きみはぼくからなにがみえる？)

きみはぼくから何が見える?

(ってそうぞうするこころがほしかった)

って想像する心が欲しかった

(こえをからすことのないように)

声を枯らすことのないように

(ぼくにずっといろをつぎたしてね)

ぼくにずっと色を注ぎ足してね

(きみのしかいのぽくは)

きみの視界のぽくは

(きみのせかいのぽくを)

きみの世界のぽくを

(どんないろにぬりますか)

どんな色に塗りますか

(きせつにさらわれるまでは)

季節に攫われるまでは

(りゆうもなくてを（つないでいたいの）)

理由もなく手を (繋いでいたいの)

(なみだをしりたいから)

涙を知りたいから

(いしょうをまとうごかんをくれ)

衣装を纏う 五感をくれ

(そばにいるほどうつるぼくで)

そばにいるほど移るぼくで

(かざることができたらいいのにな)

飾ることができたらいいのにな

(しめっぽいきせつのでこれーしょん（ぐらでーしょん）)

湿っぽい季節のデコレーション (グラデーション)

(さかせるためのいぞんかんけい)

咲かせるための依存関係

(（ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ）)

(La-la, la-la, la-la, la-la)

(のこしておいたよはくで)

残しておいた余白で

(きみのかんかくをうばう（うばう）)

きみの感覚を奪う (奪う)

(（ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ，ｌａ－ｌａ）)

(La-la, la-la, la-la, la-la)