クスシキ

(まかふしぎだ)

摩訶不思議だ

(ことだまはまことか)

言霊は誠か

(いつわっているあいつは)

偽っている彼奴は

(てんにおちていった)

天に堕ちていった

(ってきいたんだけども)

って聞いたんだけども

(あいつはどうも)

彼奴はどうも

(みなにあいされていたらしい)

皆に愛されていたらしい

(かんじたいおもいは)

感じたい思いは

(ゆえにじゆうじざいだ)

故に自由自在だ

(くしきじゅつからてんじたまぼろば)

奇しき術から転じたまぼろば

(あなたがいる)

「あなたが居る」

(それだけできょうも)

それだけで今日も

(いきるいたみをおもいしらされる)

生きる痛みを思い知らされる

(あいしてるとごめんねのさって)

愛してるとごめんねの差って

(まるでつきとたいようね)

まるで月と太陽ね

(またあしたあえるからいいやって)

また明日会えるからいいやって

(なにひとつまなびやしないたましいも)

何一つ学びやしない魂も

(あなたをまたおもうこんせも)

貴方をまた想う今世も

(ほうしだ)

奉仕だ

(こうしたいとかより)

こうしたいとかより

(こうしてほしいがききたい)

こうしてほしいが聞きたい

(おもいのほかじぶんじくのせかいいっしゅうはんまわったあいをくらいたい)

思いの外自分軸の世界一周半廻った愛を喰らいたい

(わたしにきくくすりはどこだ)

私に効く薬は何処だ

(ばかにいわせりゃ)

馬鹿に言わせりゃ

(このよはごくらくだ)

この世は極楽だ

(しょうじきになれないわたしはいつか)

正直になれない私はいつか

(すなおになれるあのこにきっと)

素直になれるあの子にきっと

(いろいろとおくれてはうばわれる)

色々と遅れては奪われる

(あいしてるとだいすきのさって)

愛してると大好きの差って

(まるでつきとげつめんね)

まるで月と月面ね

(またのんだことばがめをだして)

また呑んだ言葉が芽を出して

(からだのなかにずっとのこれば)

身体の中にずっと残れば

(きづけばこじれるこいもよう)

気づけば拗れる恋模様

(めくればつぎのしょう)

めくれば次の章

(いしになったあなたのうたを)

石になった貴方の歌を

(くちずさんであるこう)

口ずさんで歩こう

(ひとりじゃないってわらおう)

ひとりじゃないって笑おう

(ぶあつめのつぎのほん)

分厚めの次の本

(やまいになったわたしのうたを)

病になった私の歌を

(くちずさんであるこう)

口ずさんで歩こう

(ひとりのよるをあるこう)

一人の夜を歩こう

(あいしてるよ)

愛してるよ

(ごめんね)

ごめんね

(じゃあね)

じゃあね

(まるでよるのたいようね)

まるで夜の太陽ね

(くすしきじかんのながれで)

クスシキ時間の流れで

(たいせつをみつけたたましいも)

大切を見つけた魂も

(あなたをまたおもう)

貴方をまた想う

(らいせも)

来世も