彼女は今、迷宮の中。／HoneyWorks

(かのじょはいまめいきゅうのなか)

彼女は今、迷宮の中。

(あまつさえわたしがだいきらい)

あまつさえ私が大嫌い

(きみをしりたいとこがれるよいよい)

君を知りたいと焦がれる宵々

(なにがたりないの)

何が足りないの？

(たちのわるいこうきしんによいよい)

たちの悪い好奇心に酔い好い

(なにしたらいいの)

何したらいいの？

(ひゃくぶんでいっけんをこえたようなふりでこうこつ)

百聞で一見を越えたようなフリで恍惚

(くだらないわたしをしかりにでもきてよ)

くだらない私を叱りにでもきてよ

(かのじょはいまめいきゅうのなか)

彼女は今、迷宮の中。

(あまつさえわたしがだいきらい)

あまつさえ私が大嫌い

(ねぇつきをさしてあかくしよ)

ねぇ月を刺して暗くしよ

(きみとめがあうのいっしゅんできれいでいたい)

君と目が合うの一瞬で綺麗で痛い

(しりたいしりたいしりたい)

知りたい　知りたい　知りたい

(しりたいしりたいしりたい)

知りたい　知りたい　知りたい

(くすぶるあやしびがけせないとこまできてる)

くすぶる怪し火が消せないとこまできてる

(きこえないきこえないきこえない)

聞こえない　聞こえない　聞こえない

(きこえないきこえないどうして)

聞こえない　聞こえない　どうして

(たぶーをおかしたって)

禁忌を犯したって

(ひけないとこまできてる)

引けないとこまできてる

(きみもそうおもうでしょ)

君もそう思うでしょ？

(はんぶんわたしだから)

半分私だから

(じいっとじいっとたたずむ)

じいっとじいっと佇む

(されどまちぼうけ)

されど待ち惚け

(かちめのないてなぐさみに)

勝ち目のない手慰みに

(いよいよやけどしたようで)

いよいよ火傷したようで

(ぎしんあんきをしょうずってずっとそこいるんでしょ)

”疑心暗鬼を生ず”ってずっとそこ居るんでしょ？

(じゅんすいでかわいいわたしあいにおいでよ)

純粋で可愛い私　会いにおいでよ

(かのじょはまだめいきゅうのなか)

彼女はまだ　迷宮の中

(うそじゃない)

嘘じゃない

(わたしはだいすき)

私は大好き

(ねぇくるってくるってしんじてる)

ねぇ狂って来るって信じてる

(きみにふれたそのいっしゅんが)

君に触れたその一瞬が

(わすれられない)

忘れられない

(あいたいあいたいあいたい)

会いたい　会いたい　会いたい

(あいたいあいたいあいたい)

会いたい　会いたい　会いたい

(きみとはひとつだってみちびくなにかとおどる)

君とは一つだって導く何かと踊る

(うばいたいうばいたいうばいたい)

奪いたい　奪いたい　奪いたい

(うばいたいうばいたいどうしても)

奪いたい　奪いたい　どうしても

(こばむというのなら)

拒むというのなら

(もうこわれてもかまわない)

もう壊れても構わない

(きみもそうおもうでしょ)

君もそう思うでしょ？

(つながってるんだから)

繋がってるんだから

(もういいかいまだだよ)

もういいかい（まだだよ）

(もういいかいまだだよ)

もういいかい（まだだよ）

(なんぜんかいだっておわるならつきあうよ)

何千回だって終わるなら付き合うよ

(いるんでしょいないよ)

いるんでしょ（いないよ）

(いるんでしょいないよ)

いるんでしょ（いないよ）

(だいきらいでいいからあいたい)

大嫌いでいいから会いたい

(さそうからくれないにまどうからふれないで)

「誘うから紅に惑うから触れないで」

(さいごのけいこくを)

最後の警告を

(きっとつたえにきたんだよね)

きっと伝えに来たんだよね

(しりたいしりたいしりたい)

知りたい　知りたい　知りたい

(しりたいしりたいしりたい)

知りたい　知りたい　知りたい

(くすぶるあやしびをしるけんりがあるでしょ)

くすぶる怪し火を知る権利があるでしょ？

(きこえないきこえないきこえない)

聞こえない　聞こえない　聞こえない

(きこえないきこえないどうして)

聞こえない　聞こえない　どうして

(たぶーをおかしたって)

禁忌を犯したって

(ひけないとこまできてる)

引けないとこまできてる

(きみもそうおもうでしょ)

君もそう思うでしょ？

(はんぶんわたしだから)

半分私だから

(はんぶんおとなだから)

半分大人だから

(かのじょはいまめいきゅうのなか)

彼女は今、迷宮の中。