フィアンセになりたい/及川光博

(ことばよりもたしかなものからだよりもあいまいなもの)

言葉よりも確かなもの　肉体よりも曖昧なもの

(みつからなくてふたりかすりきずふやして)

見つからなくて　二人　かすり傷増やして

(おもいでがきゅうくつになりだしたこのごろのぼくらは)

想い出が窮屈になりだした　この頃の僕らは

(にらみあうようなめでこころのきょりはかってる)

にらみあうような瞳で　心の距離計ってる

(わかれるきなんてないくせにいつもふあんだけあつめて)

別れる気なんてないくせに　いつも不安だけ集めて

(いたずらにぶつけあうだめなこいびとさ)

いたずらにぶつけあう　ダメな恋人さ

(そばにいて・・・もっとちかくに・・・)

そばにいて…　もっと近くに…

(そのひとことがでてこない)

その一言が出てこない

(あきれるほどわがままになれたらいいのに)

あきれるほどわがままになれたらいいのに

(ことばよりもたしかなものからだよりもあいまいなもの)

言葉よりも確かなもの　肉体よりも曖昧なもの

(みつからなくてふたりかすりきずふやして)

見つからなくて　二人　かすり傷増やして

(もうはしゃがないでこれいじょうぼくよりたのしそうなきみを)

もう　はしゃがないでこれ以上　僕より楽しそうな君を

(みるのがくるしいのはなぜだろう？)

見るのが苦しいのは何故だろう？

(・・・いっそのことふぃあんんせになりたい)

…いっそのこと　フィアンセになりたい

(いじわるしたいんでしょう？きみは)

意地悪したいんでしょう？　君は

(わざとでないぼくのめっせーじ)

わざと出ない僕のメッセージ

(かわかないまにきゅあのせいにしてるすでん)

乾かないマニキュアのせいにして留守電

(”だれよりもあなたのことりかいしてるのはわたし”)

"誰よりもあなたのこと理解してるのは私"

(そんなたいどがぼくのぷらいどさかなでる)

そんな態度が僕のプライド逆なでる

(ともだちになんかもどれっこないきみだけのためにいきられない)

友達になんかもどれっこない　君だけのために生きられない

(とまどいながらふたりきすをくりかえして)

とまどいながら　二人　キスをくり返して

(もうなやまないでこれいじょういとしくおもえばおもうほど)

もう　悩まないでこれ以上　愛しく思えば思うほど

(こどくをかんじるのはなぜだろう？)

孤独を感じるのは何故だろう？

(・・・らいしゅうにでもふぃあんんせになりたい)

…来週にでも　フィアンセになりたい

(ことばよりもたしかなものからだよりもあいまいなもの)

言葉よりも確かなもの　肉体よりも曖昧なもの

(みつからなくてふたりかすりきずふやして)

見つからなくて　二人　かすり傷増やして

(もうはしゃがないでこれいじょうぼくよりたのしそうなきみを)

もう　はしゃがないでこれ以上　僕より楽しそうな君を

(みるのがくるしいのはなぜだろう？)

見るのが苦しいのは何故だろう？

(ともだちになんかもどれっこないきみだけのためにいきられない)

友達になんかもどれっこない　君だけのために生きられない

(とまどいながらふたりきすをくりかえして)

とまどいながら　ふたり　キスをくり返して

(もうなやまないでこれいじょういとしくおもえばおもうほど)

もう　悩まないでこれ以上　愛しく思えば思うほど

(こどくをかんじるのはなぜだろう？)

孤独を感じるのは何故だろう？

(・・・いっそのことふぃあんんせになりたい)

…いっそのこと　フィアンセになりたい