アリフレーション　初音ミク

(とってつけたような)

取って付けたような

(かさましのでんぱおんだ)

重増しの電波音だ

(そこにおりじなるなんてそんざいするかな)

そこにオリジナルなんて存在するかな

(でつくしたこせいにながされたまま)

出尽くした個性に流されたまま

(あなたをみうしなうの)

貴方を見失うの

(せるふであらさがし)

セルフで粗探し

(ききなじんだうたごえ)

聴き馴染んだ歌声

(にばんせんじだらけむげんるーぷばっか)

二番煎じだらけ 無限ループばっか

(それでもぼくらはぼんじんなんだと)

それでも僕らは凡人なんだと

(わりきってのどをかいた)

割り切って喉をかいた

(ふあんていなんだ)

不安定なんだ

(こんな、かいつまんだおんがくは)

こんな、掻い摘んだ音楽は

(それならばもういっそすべてぼくになれ)

それならば もういっそ 全て僕になれ

(ちをはってひろった)

地を這って拾った

(あだばなかきあつめてそらをみあげた)

徒花かき集めて 空を見上げた

(みらいはきみしだいだ！)

未来はキミ次第だ！

(しょうかしたけっしょうが)

昇華した結晶が

(はばたいてざんきょうにのってきょうをつくる)

羽搏いて残響に乗って今日を創る

(せかいはきみのもんだ！)

世界はキミのもんだ！

(とけだしたさいのうが)

溶け出した才能が

(からまってあいまって)

絡まって 相俟って

(みかいのおとをつむいでいく)

未解の音を紡いでいく

(しょあくのこんげんをぜんに)

諸悪の根源を善に

(たどったしょうどうをこえにこめて)

辿った衝動を声に込めて

(らんざつにえがいたせんを)

乱雑に描いた線を

(ちからづよくぬりつぶして)

力強く塗り潰して

(だいたいあいまいなんだ)

大体 曖昧なんだ

(ふがいないかいなんだ)

不甲斐ない解なんだ

(ぼくのおんがくにりにかなったちかいがあれば)

僕の音楽に理にかなった誓いがあれば

(そうつたわるはずなんだ)

そう 伝わる筈なんだ

(けどそれでも)

けど それでも

(くらいくらいみらいを)

暗い 暗い 未来を

(えがいてしまったぼくがわるいんだ)

描いてしまった僕が悪いんだ

(ｌａｌａ　ｌａｌａ　からげんきでせいたいを)

LaLa LaLa 空元気で声帯を

(ｌａｌａ　ｌａｌａ　ふるわせてつよがっていた)

LaLa LaLa 震わせて強がっていた

(ｌａｌａ　ｌａｌａ　ちがにじむほどのちからで)

LaLa LaLa 血が滲むほどの力で

(ゆめをにぎりしめた)

夢を握り締めた

(みらいはきみしだいだ！)

未来はキミ次第だ！

(じょうかしたぜっきょうが)

浄化した絶叫が

(はばたいてざんきょうとまってきょうをつくる)

羽搏いて残響と舞って今日を創る

(せかいはきみのもんだ！)

世界はキミのもんだ！

(かきだしたさいぼうが)

書き出した細胞が

(からまってあいまって)

絡まって 相俟って

(こせいというなにかわってく)

個性という名に変わってく

(まとわりついた「ふかんぜん」を)

纏わり付いた「不完全」を

(すくったきたいかんではがして)

掬った期待感で剥がして

(むさくいにえがいたせんを)

無作為に描いた線を

(ちからづよくかきあつめて)

力強く掻き集めて

(はれたらなにかがひらいたきがしたんだ)

晴れたら 何かが開いた気がしたんだ

(いつかのいまごろえがいたきぼうてきかんそく)

いつかの今頃 描いた希望的観測

(「どうせ・・・」なんかいって)

「どうせ…」なんか言って

(しかたなくてをのばしたんだ)

仕方無く手を伸ばしたんだ

(みらいはきみしだいだ！)

未来はキミ次第だ！

(みらいはきみしだいだ！)

未来はキミ次第だ！

(しょうかしたけっしょうが)

昇華した結晶が

(はばたいてざんきょうにのってきょうをつくる)

羽搏いて残響に乗って今日を創る

(せかいはきみのもんだ！)

世界はキミのもんだ！

(とけだしたさいのうが)

溶け出した才能が

(からまってあいまって)

絡まって 相俟って

(みかいのおとをつむいでいく)

未解の音を紡いでいく

(しょあくのこんげんをぜんに)

諸悪の根源を善に

(たどったしょうどうをこえにこめて)

辿った衝動を声に込めて

(らんざつにえがいたせんを)

乱雑に描いた線を

(ちからづよくぬりつぶし)

力強く塗り潰し